個性あふれる時計を探すことが日課になりつつある女性編集・松本。今回もまた、目を引かれるユニークなモデルをクラウドファンディングサイトの“Makuake(マクアケ)”で見つけたため、掘り下げていく。
》日本から世界に発信。希少なメテオライトモデル
今回紹介する“KNIS(ニス)”は、流行に左右されない質の高い製品を生み出すという製造理念を掲げつつ、伝統的でありながら洗練された京都のものづくり精神を踏襲した国産ブランド。
自社で企画から生産、販売まですべて管理することで、日本製の高品質な腕時計を手頃な価格で販売することを実現している。
腕時計の組み立ても国内で行われており、時計業界で30年以上のキャリアをもつパートナー企業へ依頼して品質を追求している。購入後のアフターフォローを安心して任せられるというのも国内で組み立てを行うメリットだろう。
国内最大のクラウドファンディングサイトである“Makuake(マクアケ)”で実施しているプロジェクトでは、宇宙から飛来したメテオライト(隕石)を文字盤に贅沢に使用した機械式の最新モデルの先行発売を実施。
メテオライト文字盤に使用するのは地球に飛来した隕石だ。その希少性から、これまではメテオライトを採用するのは高級時計に限られていたが、企画から生産・販売までを一貫して行うビジネスモデルを採用することで、10万円以下の手の届く価格で、高品質なメテオライトウオッチを実現している。
メテオライト独特の模様は、宇宙空間において約100万年以上の時を経て生み出され、その神秘的な模様はひとつとして同じモノがないというのも大きな魅力。このメテオライトウオッチについても、すべてが1点モノという点が、所有欲と男心をくすぐる大きなポイントといえるだろう。
》隕石のなかでもより希少な“ムオニナルスタ隕石”とは?
“KNIS(ニス)”が文字盤に使用しているの北極圏内で産出される“ムオニナルスタ”と呼ばれる隕石だ。ウィドマンシュテッテン構造(表面に現れている幾何学模様)を非常に美しく観察できるのが特徴なのだが、発掘の困難さにより流通量が非常に少なく、希少価値がかなり高い。
このモデルでは、ムオニナルスタ隕石の美しい模様を最大限に引き出すため、あえて余計な要素を省いたノンデイト仕様のデザインを採用。カレンダー表示のシンプルでクリアなデザインにより左右対称性が高まり、デザイン的な美しさと、時間の見やすさも高められている。
高価なメテオライトは偽物が出回っていることもあるのだが、“KNIS(ニス)”では本物のメテオライトを使用している証明として、宝石鑑別団体協議会A.G.Lに加盟している、日本彩珠宝石研究所での鑑別実施。安心してメテオライトウオッチを購入することができる。(鑑別書は商品には付属しません。また鑑別書はサンプル品に対する鑑別になります)
》文字盤だけじゃない、時計自体の作りこみも必見
力を入れているのはなにも文字盤だけではない。風防には純度と高度の高い、サファイアガラスを採用。一般的に使用されるミネラルガラスに比べて傷が付きにくいだけでなく、その優れた透明感で文字盤がより見やすくなる。
装飾などの無駄を省いたケースは、立体構造が際立つシンプルなデザインを追求し、繊細さとエレガントさを同時に表現。
ブレスはヘアライン仕上げとポリッシュ仕上げを組み合わせた、5連のステンレスブレスレットを採用。奥行きのある質感を生み出し、エレガントさに磨きをかけている。