iOS15で搭載予定!もう複雑で大量のパスワード管理に悩まされなくなる?

パスキー機能開発のニュースは、アップルのエンジニアであるギャレット・デビッドソン氏がWWDC 2021の開発者セッションで明らかにした。アップルはiOS 15とmacOS Montereyに、iCloudキーチェーンで管理されるパスキー機能を搭載することを予定しているそう。
Face IDやTouch IDを使ってログインすること自体は現在でも可能だが、初回はIDとパスワードをブラウザに入力する必要がある。仕組みとしては、このIDとパスワードをiCloudキーチェーンに保存し、2回目以降はFace IDやTouch IDを使って呼び出しているだけで、そもそも脆弱性があるパスワード入力を行っていることには変わりない。そのため、WebAuthnに対応したパスキーの方が安全性は上だと言えるだろう。
2018年にWebAuthnがウェブ標準の勧告候補となってから早3年。パスキー機能がようやく広がりを見せるが、完全なセキュリティなどはこの世に存在しない。WebAuthnが普及すればまた新たな問題やリスクが発生するだろうが、まずは多くのユーザーにとって利便性と安全性が向上するパスキー機能の普及を歓迎したい。
参考元:Appleがパスワード不要でFace IDやTouch IDだけでウェブサービスにログインできる「パスキー」機能を開発中【GIGAZINE】
文・オトナライフ編集部/提供元・オトナライフ
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