サムスンSDIがこれまで半導体フォトレジスト(PR)の開発に着手したことが確認された。

複数の韓国紙によると、サムスンSDIの電子材料事業部は最近研究所にPRの開発に着手したとされる。ニューシスは「必要な8インチウェハ露光とトラック装置を設置した」とし、「PRが活用されている半導体露光分野の専門家の勧誘もキャリア公開採用を通じて行っている」と伝えた。

最初に報じたソウル経済新聞は、「研究所に新たな機器を導入したのは確かだが、まだ、どのような品目を開発して商品化するかは決まっていない」とのサムスンSDI関係者のコメントを伝えた。

PRは、半導体製造の必須素材であり露光工程で使用される。しかし、日本が2019年に対韓国輸出規制(輸出管理強化)品目に制定し、韓国内で国産化の動きが広がっていた。

ソウル経済新聞は、「豊かな資本と高級素材の研究人材を確保しているサムスンSDIがこの分野に本格的に参入し、どのような形のPRも量産することができれば、国内の半導体コア材料の研究インフラの育成に大きな助けになるという業界分析が出ている」と報じている。

提供元・コリア・エレクトロニクス

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