人間の本能が「いいね!」を押してしまう?

SNSでは高カロリーな食べ物の写真ほど「いいね!」をされると判明
(画像=空腹時に食べたくなるのはガッツリ系。これも本能によるもののようだ、『オトナライフ』より引用)

 SNSにどれだけ反応があったかを表す指数、エンゲージメント数と被写体となった料理自体の栄養価(推測値)を比較したところ、「カロリー密度(重量あたりのカロリー)」がエンゲージメント数にプラスの影響を与えていると判明。さらに栄養価の中でも、「飽和脂肪」が特に鍵になるという傾向も示唆された。つまり、焼いた赤身肉の上にバターをのせたような、ハイカロリーな料理ほど反応が多いというわけだ。
 たしかに、写真を見た人が「食べたい!」と思うような写真ほど「いいね!」を押したくなってしまうのは仕方のないことだ。普段は高カロリーな食事を避けているストイックな人でも、完全に食べたいと思わなくなるかはまた別の話と言えるだろう。まさに人間の中に眠る動物の本能がいいね!と言っているような構図とも考えられる。

 研究グループでは、いわゆるシズル感を出す撮影テクニックを活用すれば、野菜のような健康的な食品の注目度を高められるかもしれないと指摘。料理写真は、人が口にするものに影響を与える。どのような要因が料理写真の注目度を高めるのか興味深いところだ。
 今後インスタで野菜料理の写真にいいね!が殺到するような時代が来たら、人間の食生活も少し変化が訪れているのかもしれない。

参考元:食べ物の写真は「カロリーが高いほど受けがいい」という傾向が明らかに【GIGAZINE】

文・オトナライフ編集部/提供元・オトナライフ

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