INDEX
- データ
- アクセス
- マップ
- アドバイス
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雪山なんて寒いからいい。夏山で楽しければ十分だ。それはヘタレゆえの強がりだったかもしれない。木漏れ日の美しい森を歩いて、稜線から白き山々に眺め浸るための第一歩に。
データ
1日目:渋ノ湯~八方台分岐~唐沢鉱泉分岐~黒百合ヒュッテ
2日目:黒百合ヒュッテ~中山峠~東天狗~中山峠~東天狗岳~中山峠~黒百合ヒュッテ~渋ノ湯
アクセス
渋ノ湯までは車で移動し、渋御殿湯の駐車場に停めていた。電車とバスで移動する場合は、JR中央本線・茅野駅が起点になる。駅からはバスで約1時間。冬の本数は豊富とはいえないので、計画的に下山するように。
マップ
①スタートとゴールには渋御殿湯がある。冷え切った体を温泉で芯から温めるとは、なんていう快楽だろう。入浴時間も計画に加えておきたい。
②より危険度の高い雪山ならなおさら、というわけでは決してないが、登山届の提出を忘れずに。笹倉さんのガイドではこの作成から行なう。
③樹林帯のなかを歩いていく。雪山の経験が浅い場合、森のなかで歩き方を慣らしておきたい。斜度や段差で、いろいろな種類に触れながら。
④渋ノ湯から黒百合ヒュッテまではおよそ2時間を要する。樹林帯の休憩ポイントでは、行動食や水の補給はもちろん。体温調節も心がけたい。
⑤黒百合ヒュッテから歩き出しでは、中山峠の前後がちょっとした樹林帯になる。宿泊する場合、ここまで歩いて予行演習をしておくのもいい。
⑥天狗の鼻という岩のあたりで、斜面をトラバースしていく。アックスは山側に。東側斜面は切れ落ちているので、決して出てはいけない。
⑦東天狗岳の山頂からの眺め。硫黄岳の爆裂火口のスケールが見わたせる。次のステップでは、ここから根石岳を越えて硫黄岳を目指すも一案。
アドバイス
道中では水場がない。夏山ほどに汗をかかないので水は不要ということはもちろんない。ほかの装備や食料も、山小屋泊とはいえしっかりと備えて登るように。ピストンではなく、天狗の奥庭を歩くこともできる。
宿泊
黒百合ヒュッテ
黒百合ヒュッテは、山小屋のスタンダードと形容したいほどに心地いい。ストーブを囲んで、居合わせた登山者同士で交流するという楽しみ方も。寒い雪山では、山小屋の温もりもひとしおである。
宿泊料金:1泊2食¥8,300~、素泊まり¥5,300~
TEL.090-2533-0620
www.kuroyurihyutte.com
PEAKS 編集部
装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。
CREDIT :
文◉内田洋介 Text by Yosuke Uchida
写真◉宇佐美博之 Photo by Hiroyuki Usami
取材期間:2017年4月13日、14日
提供元・FUNQ/PEAKS
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