スマートフォンひとつでできることが増え続け、ますますスマホが果たす役割が大きくなってきている昨今。同時に現代人のスマホのバッテリー切れに対するストレスも年々増してきている。若い世代ほどバッテリー切れに対する不安が大きく、こまめな充電でバッテリー切れを回避しているようだ。そんな現代人にとって、充電不要のスマホが発売されれば、毎日の手間やストレスから回避されることにな理、喜ぶ人は多いだろう。

そんななか、東北大学の研究所がWi-Fi電波で発電する技術の開発に成功したというニュースが飛び込んできた。いよいよ充電不要スマホが実現することになるのだろうか。

ワイヤレス・バッテリーフリー端末に応用できる画期的な発明!

充電不要のスマホ、ついに登場!? Wi-Fi電波から発電できる新技術が誕生
(画像=(Image:Yuliasis / Shutterstock.com)、『オトナライフ』より引用)

スマホを始め、多くの機器の充電をいつも気にして暮らしている現代人

 東北大学電気通信研究所の研究グループが5月19日、Wi-Fi電波からか発電できる素子を開発し、各方面から注目が集まっている。スピントロニクスの技術を利用し、これまで実現が難しいとされていた、Wi-Fi電波からの電力確保を成功させた。

 これはつまり、我々の身の回りに飛び交っているWi-Fi電波が電力源になるということだ。それぞれの家や公共の施設、店舗など私たちの暮らす日常のそこかしこに、Wi-Fi電波は存在している。これまでは電力源としては捨てられ続けてきたその電波が、スマホを勝手に充電してくれる、そんな未来が近いうちに実現するということだ。   スマホに限らず、タブレットやワイヤレスイヤホン、スマートウォッチなど、こまめな充電を必要とするデバイスを複数所有しているという人も多いだろう。便利さと引き換えに強いられていた充電ストレスから解放される日は近いかもしれない?