トラやクマ、クジラなど、人より大きな動物はたくさん存在します。
しかし、日本で慣れ親しんでいる動物でも、世界に目をやると、同種なのに巨大すぎる個体が見られます。
クモやカタツムリ、コウモリなどは小さい生き物と思いがちですが、これから紹介する画像を見るとビックリするかもしれません。
それでは、世界で見つかった規格外の巨大生物たちを見ていきましょう。
陸にすむありえない生物たち
1.バイソン
こちらは、血液検査とタグ付けされている最中の「バイソン」です。
バイソンはもともと大きな生物で、全長250〜350センチ、体重500〜1200キロほどありますが、中でもこの個体は特大サイズ。
頭だけでこの巨大さですから、全身だと大型ワゴンくらいあるかもしれません。
体重も1400キロ近くあるそうです。
2.アフリカマイマイ
次は、東アフリカ原産の「アフリカマイマイ」です。
世界最大級のカタツムリとして知られ、画像のように大きな個体だと子猫ほどのサイズになります。
日本でおなじみのカタツムリとは大違いですね。
3.アメリカヘラジカ
こちらは、世界最大のシカとして有名な「アメリカヘラジカ」です。
ヘラジカもバイソン同様、1000キロを超える個体がいますが、目を引くのはなんと言っても体高の高さ。まるで「ジュラシック・パーク」のワンシーンを見ているようです。
アメリカやヨーロッパでは、夜道でヘラジカに車で衝突し、ドライバーが命を落とす事故も多発しています。
4.クモ
こちらは、2015年にオーストラリアで目撃された「アシダカグモ」です。
自然豊かなオーストラリアでは、巨大な生物がよく見られますが、クモもこれだけ大きくなります。
クモは「シャーロット」と命名され、動物保護団体に引き取られたそうです。
これが家の中に出たら失神しますね…。
5.ウォンバット
こちらは、世界最高齢にして最大のウォンバットである「パトリック」です。
オーストラリアに生息するウォンバットは、体長約90センチ、体重約20キロと決して大きくありません。
しかし、パトリックは、体重30キロを優に超えます。母親が事故にあい、孤児となっていたところを保護されたそう。
残念ながら、パトリックは、2017年4月18日に32歳で永眠しています。
水の中、空にすむありえない生き物たち
6.イリエワニ
次は、ワニ類および爬虫類の中で最大級のサイズを誇る「イリエワニ」です。
全長4〜7メートル、体重450キロにもなり、アジアとオーストラリア周辺に生息します。空腹状態になると見境いがなくなり、人や家畜を捕食するとか。
太平洋戦争中には、ビルマから撤退中の日本兵がイリエワニに襲撃され、数百人が犠牲になったと言われます。
7.ウマヅラコウモリ
こちらは、アフリカの赤道直下に生息する「ウマヅラコウモリ」です。
その名の通り、顔がウマに似ていることから命名されました。体長は20〜30センチ、翼幅は1メートルにも達するそう。
頭が大きいので、英名では「ハンマーヘッド・バット(Hammer-headed bat)」と呼ばれます。
コウモリの中では、最大級の1種です。
8.オサガメ
続いては、カメ目の中で最大種とされる「オサガメ」です。
回遊性が高いため、繁殖地は世界各地に広がりますが、サイズはどれも大きく、甲長は190センチ、体重は900キロを超えます。
手軽にペットとして飼育できる日本のカメとはケタ違いの大きさです。
9.オオサンショウウオ
こちらは、中国原産の「チュウゴクオオサンショウウオ」です。
両生類では世界最大で、全長は1メートルを超えます。写真の個体は、撮影者によると「コショウのような匂いがし、小さな子供のような鳴き声を上げる」そうです。
中国では食用にもされますが、絶滅が危惧されているため、捕獲制限や保護活動も進められています。
10.シロナガスクジラ
最後に紹介する巨大生物は、やはり「シロナガスクジラ」です。
恐竜も含め、地球上に存在したあらゆる生物の中で最大であり、これまでに全長34メートルの個体が確認されています。
画像はシロナガスクジラの頭蓋骨を写したものですが、これだけでバス一台分くらいの長さです。
もし地球外に生命体が存在しないのなら、宇宙が生み出した史上最大の生物と言えるでしょう。
参考文献
50 Photos To Remind Everyone That Many Animals Are Way Bigger Than Most Of Us Think
提供元・ナゾロジー
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