パナソニックが6月6日から発売するリニアシェーバー「ラムダッシュ 6枚刃 ES-LS9AX」は、従来のLVシリーズの5枚刃を一新した「新6枚刃システム」を採用した。新型コロナによる外出自粛が増えたことで、休日に2、3日伸ばした少し長めのあご下のくせヒゲを、しっかりと剃り上げる。
あご下のくせヒゲの悩みを解消
パナソニックのメンズシェーバー事業は1955年の1号機からスタートし、今年で66年になり、世界の累計出荷は2.2億台の実績がある。95年に世界初のリニアモーターを搭載し、2002年に日本刀と同じ鍛造製法でつくられた鍛造内刃を採用。07年に4枚刃、11年に5枚刃へと進化を遂げてきた。そして、ついに6枚刃の実現にこぎつけたのだ。
ES-LS9AXに搭載した新6枚刃システムでは、新たに「あご下トリマー刃」を、外側の「フィニッシュ刃」と中心の「くせヒゲリフト刃」の間の2カ所にレイアウト。あご下トリマー刃は、長いヒゲやくせヒゲをスムーズに取り込みながらプレカットする役割を果たす。そして、1秒間に220ストロークという超高速駆動するリニアモーターが瞬時に鋭く剃り上げていく。
このように、新6枚刃システムは少し長めのくせヒゲを剃ることにフォーカスを当てている。製品企画や開発自体は新型コロナ以前から進められていたものだが、発売するタイミングに際し、ユーザーのシェーバーの使い方が新型コロナ禍で変化したという。
パナソニックの調べでは、新型コロナの生活習慣の変化で、ヒゲ剃りの頻度が減った人は75.1%に上った。3日に1回の頻度で剃る人は、コロナ前の2倍(212%)になっていることが分かった。同社では、在宅勤務や外出自粛が増えたことで、休日の2、3日はヒゲを剃らずに過ごす人が多くなったのではないかと分析する。
実際に記者も新製品のデモ機を借り、土、日は剃らずに伸ばした後で剃ってみたが、従来よりも明らかに違う切れ味を実感した。従来の5枚刃も使ったことがあるが、どうしてもあご下のくせヒゲの剃り残しが生じてしまい、個人的なものとあきらめていた。それだけに、今回の6枚刃の切れ味の印象も強かった。
新製品は3機種あり、いずれも新6枚刃システムの基本性能は同じだ。充電システムが全自動洗浄充電器やACアダプター、USB充電ケースなど、フル装備の最上位機種ES-LS9AXの実勢価格が6万6000円前後、全自動洗浄充電器とACアダプターのES-LS9Nが5万5000円前後、ACアダプターのES-LS5Aが4万4000円前後となる。
文・細田 立圭志/提供元・BCN+R
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