「全国麺めぐり」に新作 氷を入れて食す「藤枝朝ラー」も 寿がきや食品
(画像=「笠岡ラーメン」㊧と「藤枝朝ラーメン 冷たい醤油味」(寿がきや食品)、『食品新聞』より 引用)

寿がきや食品はオリジナルカップ麺「全国麺めぐり」シリーズで今期の新商品展開を進めている。5月17日に発売した「笠岡ラーメン」(希望小売価格税抜238円)に続き、6月7日には「藤枝朝ラーメン 冷たい醤油味」(同238円)を投入。コロナ禍で遠出もままならない中、日本全国のご当地ラーメンで旅行気分を提供する。

「笠岡ラーメン」は、岡山県笠岡市で戦前から親しまれているご当地ラーメンで、親鶏の鶏ガラスープと煮鶏のチャーシューを使用している点が特徴。同商品もだしに鶏のみを使用し、醤油をしっかりきかせた、昔ながらの笠岡ラーメンをイメージして作り上げた。たっぷりの鶏油と大きめのネギがアクセント。

一方、「藤枝朝ラーメン 冷たい醤油味」は、静岡県藤枝市のご当地ラーメン。お茶の産地である藤枝市では、早朝からの仕事帰りにラーメンを食べる文化が定着したとされ、温かい「温(あつ)」と冷たい「冷(ひや)」がワンセットで食されている。

同社では約10年前に「温」バージョンの藤枝ラーメンを販売した経緯があり、今回は「冷」バージョンを発売。スープは鰹だしのきいた甘口醤油味。湯切り後、冷水で麺を冷して食べるが、氷を入れるとスープのおいしさがさらに増す。

同社のカップ麺は、「SUGAKIYAラーメン」「みそ煮込うどん」「本店の味メンマしょうゆ味」「台湾ラーメン」などのオリジナルブランド、有名人気店とコラボした「ご当店」シリーズ、そして「全国麺めぐり」シリーズに大別される。

「全国麺めぐり」ではこれまで数多くのご当地ラーメンを展開してきたが、そのなかでも「奈良天理ラーメン」や「富山ブラックラーメン」「小田原タンタン麺」などは人気アイテムとして定番化している。

提供元・食品新聞

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