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遊漁券の購入がいつでも、どこでも可能なアプリ
河川で釣りをする際に、「遊漁券(ゆうぎょけん)」が必要となるケースはめずらしくありません。
遊漁券とは漁業協同組合(漁協)が発行する、許可証のようなものです。
遊漁券を購入せずに河川で釣りをすると、最悪の場合、密漁とみなされる可能性があります。
河川の見回りに来た漁協監視員からその場で購入することもできますが、やはり釣りをする前に購入しておくのがベストです。
その遊漁券の購入に関して、非常に便利なアプリがあります。
それが「FISH PASS(以下、フィッシュパスと表記)」。Android端末・iOS端末の両方で利用可能です。
これまでは釣具店やコンビニに行かなければできなかった遊漁券の購入が、スマートフォンやタブレット端末だけで完結するすぐれもの。
そして365日24時間いつでも、場所を問わず購入できるという、あまりに大きなメリットを持つアプリです。
今回はこのフィッシュパスで遊漁券を購入する方法と、購入した遊漁券の使い方を解説します。
(※アプリの画面は執筆時点のものです。アップデートにより、表示内容や操作方法などが変わっている可能性があります。あらかじめご了承ください)
まずはアプリのダウンロードから
フィッシュパスのアプリは、Google PlayまたはApp Storeから無料でダウンロードできます。
ダウンロードが完了したらアプリを起動し、「マイページ」の「FISH PASSに新規登録」をタップ。
続いて名前やメールアドレスなどの情報を入力し、次の画面で表示される「会員登録をする」をタップ。
すると入力したメールアドレスあてに「会員登録のご確認」という件名のメールが届きます。そのメール内のリンクをタップすると登録完了です。
これで遊漁券を購入できる状態になりました。
遊漁券購入の手順
遊漁券を購入する際、以下のどちらに当てはまるかで購入の手順が変わります。
- 釣りをする河川の名前を知っている場合
- 自分の位置情報を利用して探したい場合、または河川の名前がわからない場合
それぞれのケースに分けて、遊漁券購入の手順を解説します。
釣りをする河川の名前を知っている場合
まず画面下の「今すぐ買う」をタップ。
続いて都道府県・河川の名前・種別などの情報を選択し、「探す」をタップします。
すると選択した情報に当てはまる遊漁券の項目が1つ、あるいは複数表示されます。
購入したい遊漁券の項目をタップ。
「ご購入」の文字とともに、遊漁券の画像が表示されます。内容に問題がなければ利用開始日を選択し、ショッピングカートに入れます。
この時点ではまだ購入が確定していないので、取り消しも可能です。
購入するにはショッピングカート画面内の「レジに進む」をタップし、支払い方法を選択して注文を確定します。
無事購入できたら「ご注文ありがとうございました」と表示され、事前に登録しているメールアドレスあてに、注文の確定を知らせるメールが届きます。
これで遊漁券の購入は完了です。
購入した遊漁券の使い方については、のちほど解説する「購入した遊漁券の使い方」を参考にしてください。
自分の位置情報を利用して探したい場合
画面下の「釣り場検索」をタップ。
続けて地図とともに表示されている「現在地から検索」をタップします。
すると画面上の地図に、自分の現在位置が青い点で表示されます。
自分の現在位置のほかにも、青色でマーキングされている部分があります。これがフィッシュパスで遊漁券の購入ができる河川です。
(※赤色でマーキングされている部分は禁漁区。その時点で釣りをしてはいけない場所です)
青色でマーキングされている河川をタップすると、「有効となる遊漁券」のリストが表示されます。
そのリストのなかから、購入したい遊漁券の項目をタップ。
すると「ご購入」の文字とともに、選択した遊漁券の画像が表示されます。
あとは利用開始日を指定してショッピングカートに入れ、「レジに進む」をタップ。
最後に支払い方法を指定して、注文を確定すれば購入完了です。
購入した遊漁券の使い方に関しては、次に解説する「購入した遊漁券の使い方」をご覧ください。
購入した遊漁券の使い方
購入した遊漁券の使い方は、以下の2つのケースで異なります。
- 電波が届いている場所で使う
- 電波が届いていない場所で使う
それぞれのケースに分けて、遊漁券の使い方を解説します。
電波が届いている場所での使い方
画面下にある「使う」をタップ。すると魚のシルエットが描かれたスイッチが表示されます。
このスイッチをタップして、ONの状態に変えます。
これで釣り場に来た漁協監視員と直接やりとりすることなく、遊漁券を持っていることを伝えられます。
釣りが終わったらもう1度タップし、OFFに切り替えましょう。
電波が届いていない場所での使い方
電波が届いていない場所では、遠隔での遊漁券の提示はできません。
この場合には、遊漁券購入時に届くメールを漁協監視員に見せます。
このメールには購入した遊漁券の情報が記載されており、購入していることの証明として使用できます。
しかしスマートフォンのバッテリーが切れると、メールを見せる方法は使えません。その場合に備えて、注文明細を印刷しておくと安心です。
注文明細の印刷は、「マイページ」の「購入履歴」からおこないます。これはすでに印刷をしている状態の画面です。
まだ印刷をしていなければ、赤文字で「印刷済」と表示されている場所に、プリンターのマークがあります。
プリンターのマークをタップすると注文明細のPDFファイルが表示されるので、それを印刷しましょう。
印刷した注文明細を携帯しておけば、現場での確認がスムーズに進みます。
一緒に釣りをする仲間の遊漁券も購入可能!
複数人で釣りをする場合でも、そのうちの1人がフィッシュパスを利用していれば、全員分の遊漁券を購入できます。
ただし同じ内容の遊漁券の購入は、1回につき1枚まで。1度に複数枚購入することはできないため、1人分ずつ購入しなければなりません。
この購入方法は、フィッシュパスが公式に案内しているものです。違反行為ではないのでご安心ください。
遊漁券の購入以外にも便利な機能がたくさんある
遊漁券の購入や釣り場検索以外にも、フィッシュパスを使えば以下のことができます。
・フィッシュパスマガジンの閲覧 ・河川水位、ダム放水情報の閲覧 ・禁漁区へ入ったときに通知をもらう
またフィッシュパスでは、遊漁券を前もって購入しておくこともできます。
この点も、購入した当日しか遊漁券を使用できなかった従来の購入方法とちがうところです。
釣りに行く日の前日に購入しておけば、当日の早朝に起きて家を出発し、すぐに目的のポイントへ向かえます。
ここまで便利だと、もはや使わない理由はありません。
普段から遊漁券の購入が面倒だと感じている方、新しい釣り場を探したい方などはぜひ利用してみてください。
釣り人をサポートする便利機能がたくさん盛り込まれているアプリなので、釣りのモチベーションもアップします。
写真・文 斎藤純平/提供元・cazual
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