みなさんは時計を購入する際、どういった点に着目して時計を選ぶだろうか。デザインを重視するのはもちろん、ブランドの歴史的背景や、防水性などのスペックに比重を置いて購入する人も多いだろうが、“価格”という人も少なくないはず。

 この企画では、100万円以上の高級モデルから、手の届きやすい10万円以下のモデルまで、“価格別”に時計を紹介。今回紹介する時計の価格帯は、“30〜50万円”。なお紹介する時計は、2021年の2月から4月にかけて発売される新作時計に厳選している。時計を選ぶ際の参考にしてみてほしい。

SR(エスアール)
レトロ カー

新作時計を価格別に紹介!【30〜50万円】
(画像=『Watch LIFE NEWS』より 引用)

 シルバー素材と高級木材をベースに、一つひとつ手作業で作り出される、ロシアの独立系ウオッチビルダー、シルバーウッドが日本に初上陸。注目の新作、レトロ カーは、1950年代にアメリカで流行した、ウッディワゴンと呼ばれる高級ステーションワゴンにインスパイアされたモデルだ。シルバー950とエボニー材を組み合わせた角形ケースには二つのムーヴメントを搭載しており、ひっくり返すと異なる表情を見せてくれる。

 写真右下が裏面であり、ケースのみならずベルトごとひっくり返している。ベルトカラーなどすべてが異なる、遊び心あふれる意匠は必見だ。
■Ref.SW00003。両面ともにシルバー950×エボニー木材(35×50mmサイズ)。3気圧防水。自動巻き(Cal.ETA2671)。39万6000円

【問い合わせ先】
グローバルブランディング
TEL.03-3666-7871

HANHART(ハンハルト)
417ES

新作時計を価格別に紹介!【30〜50万円】
(画像=『Watch LIFE NEWS』より 引用)

 1882年に創業したハンハルト。長い歴史のなかで培ってきた信頼性と堅牢性、また実用性の高さが評価され、1950年代には、ドイツ空軍向けにクロノグラフを製造していた歴史をもつ。10年間にわたり、ドイツ空軍にクロノグラフ“417”を納入しており、本作はそんな417のリバイバルモデルとして登場した。当時のブランドロゴと、ドーム形のサファイア風防、リューズに“h”の刻印などの意匠を再現している。ケースサイズは42mmと、現代的なサイズで展開。
■Ref.H721.210-7010。SS(42mm径)。10気圧防水。手巻き(Cal.SW510M)。35万2000円

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TEL.075-693-1236

MAURICE LACROIX(モーリス・ラクロア)
アイコンベンチュラーGMT

新作時計を価格別に紹介!【30〜50万円】
(画像=『Watch LIFE NEWS』より 引用)

 アイコンシリーズに、GMT機能を初搭載したモデルが登場。サンレイ仕上げの黒文字盤に、白のインデックスと針を組み合わせてコントラストを強調するほか、GMT針を赤色にすることでアクセントも加えている。またセラミックベゼルの上から、ステンレススチール製の六つのアームをはめ込み、スポーティさをプラス。工具なしでブレスの付け換えが可能なイージーチェンジャブルシステムも採用し、アイコンならではの魅力がたっぷり詰まっている。
■Ref.AI6158-SS00F-330-A。SS(43mm径)。30気圧防水。自動巻き(Cal.ML165)。31万3500円

【問い合わせ先】
DKSHジャパン
cg.csc1@dksh.com

文・松本由紀/提供元・Watch LIFE NEWS

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