「おじさん構文」を知っているだろうか。世間一般におじさんと呼ばれる人たちが若い女性へのメールに使う、カタカナや絵文字を駆使した独特な文章、それがおじさん構文だ。おじさんの定義は曖昧だが、筆者の体感では40代後半~60代の男性が、おじさん構文を使う傾向にある。

語尾をカタカナにしたり、名詞の後に絵文字を入れたりと、一目で「おじさんだ……」と分かるおじさん構文。数年前にネットで話題になってから、若者同士でふざけて使われるようになり、近年ジワジワと認知度を高めていた。そしてこの度、おじさん構文を打つためのキーボードが発明されたという。

「カ」と「ナ」はカタカナ、顔文字は「(^_^;)」がデフォルトのおじさん専用キーボード

ネット上で流行の最先端とウワサの「おじさん構文」ってなんだ?
(画像=あなたも無意識におじさん構文を使っているかも?、『オトナライフ』より 引用)

 Twitterで失敗即位(@sokuishippai)氏が投稿した「おじさん用キーボード」は、2021年5月13日時点で11.2万件のいいねを獲得し、大きな反響を呼んでいる。おじさん構文の代表格とも言える「○○カナ!?」が打ちやすいよう、スマートフォンのキーボードの「か」行と「な」行がカタカナになっているほか、顔文字に移行するボタンにはおじさんが多用する「(^_^;)」がデフォルトとして設定されている。
 この投稿自体にもたくさんのおじさん構文を使ったリプライが寄せられており、おじさん構文の認知度がいかに高まっているかがわかる。また、「?!!(いずれも絵文字)も入れたいところ」「打った文字の後ろに自動的に絵文字をつけてくれる機能もあれば完璧なのでは?」と、おじさん構文に最適化されたキーボードのクオリティ向上のためさらなる高みを目指すリプライも見られた。