政府にかき乱されただけ?MNP転出手数料化後の通信事業者の実際

結局無意味? “悪”とされたMNP転出手数料の無料化が失敗に終わりそうなワケ
(画像=消費者は、あえてキャリアをスイッチするほどの動機がない、『オトナライフ』より引用)

だが結局は、同じ通信事業者内でのプラン変更が多いようだ。MMDLaboが2月に行った調査によると、ドコモの打ち出した新プラン「ahamo」に契約変更を検討している人の72.9%はドコモ利用者だった。同じく新プランのKDDIの「povo」では82.4%が、ソフトバンクの「LINEMO」(調査時点の名称は「SoftBank on LINE」)では76.6%が、それぞれ自社内からの移行検討となっていた。

どこかが新プランや新サービスを出しても、追随して似寄りの対抗プランを展開するため、携帯通信大手のサービスや料金は同質化していく一方だ。消費者にとってみれば、今使っているキャリアに同じようなプランがあれば、あえてキャリアを変える必要なない。
そんな中でMNPが無料になっても何の意味があるのだろうか。以前、各社の提示したプランに対し政府は「羊頭狗肉」と厳しい言葉を浴びせたが、今度はその言葉をそっくりそのまま返されてしまう日が来るのかもしれない。

参照元:携帯「乗り換え」促進策は不発か。MNP無料化の落とし穴【ニュースイッチ】

※サムネイル画像(Image:Koshiro K / Shutterstock.com)

文・オトナライフ編集部/提供元・オトナライフ

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