
新連載企画!~バン旅百名山~オフグリッドなエコ旅 1年間の記録~
今回の連載では、2人の大学生が北海道から鹿児島までの日本全国の山へ「学生初、バンライフをしながら1年間で日本百名山制覇」までのプロセスを追い、#バンライフ #日本百名山 #天然温泉 #登山ルート #アウトドアギア #オフグリッドな生活 などをご紹介していきます!
目次
1.バンライフで100個の山を登る男たちとは!
突然ですが、皆さんはバンライフ(VANLIFE)という言葉をご存知でしょうか?
バンライフとは「いつでも、どこでも、快適に過ごすことができる動く家」として、今、様々な世代やSNSで注目を浴び、バンライフを始める人が急増しています。
最近のアウトドアブームの流れによって、「非日常的かつ圧倒的自由な生活」を求め、日本を旅する若者の憧れの1つになってきているのです。
まず初めに、そんなバンライフで1年間生活する2人の大学生をご紹介します!

小杉峻佑 大阪府茨木市出身の20歳、(以下、コスギ)
台湾で350人に教育について突撃調査するなど大学内で活動するとともに、九州にある山々をレンタカーを借りまくりながら登山をするにつれ、登山や自然の魅力を再発見します。
池田拓司 兵庫県西宮市出身20歳、(以下、イケダ)
東南アジア6ヵ国をバックパック1つで旅をしたり、常に新しいことを求めてるなか、登山やサーフィン、キャンプなど、アウトドアの非日常な空間を過ごす魅力に惹かれています。
2.そんな2人は、ロードバイクで九州から関西まで帰省した過去があった⁉

このプロジェクトが始まる1年ほど前、2人で初めて挑戦したのが、大分県から兵庫県までロードバイクで打破する横断企画。

「節約しながら実家に帰省しよう!」と話したのをきっかけに、ロードバイクで大分県から兵庫県まで横断を計画。距離にして合計660km、2日半で完走します。
実際、交通機関を使った方がコストとしては安かったのですが、お互いの性格を知るきっかけにもなり、貴重な経験になりました。
3.実はイケダ、Redbull の世界的イベントの日本代表に選ばれていた。

Redbull が運営、企画する「Redbull Can You Make it? 」
なんとこのイベントお金、スマホは一切使用せず、Redbullのドリンクを通貨に、現地の人と電車のチケットや食べ物を物々交換のようにしながら、ヨーロッパを横断する2年に1度の旅の世界大会。
世界198カ国、200チームがヨーロッパに集まり、日本代表枠には4チームが用意され、イケダのチームは半年間の動画審査や投票の末、日本代表の枠を獲得します。

しかし、新型コロナウイルスの影響によって、大会は延期、そして中止という流れでこのイベントは幕を閉じることになりました。
矛先をどこにも向けられない感情を抱きながら、大学もオンライン授業になってしまい渋々受ける2人は、休学という選択肢を視野に2021年の過ごし方を再計画し始めます。
4.イケダとコスギが山と出会ったきっかけ。

私たちが通う、立命館アジア太平洋大学は大分県別府市の温泉街に位置する大学で、周辺は豊かな山々や自然に囲まれています。

大学から車で20分ほどの場所にある標高1583mの由布岳。
イケダのRedbullのイベントのPV撮影カメラマンとして同行していたコスギと由布岳に登ることをきっかけに、2人で登山口までヒッチハイクをして登山に出かけたり、違ったコースを開拓したりしながら、登山にのめり込んでいきます。

由布岳を登るにつれ、さらに高い山を目指し、大分県にある九州最高峰の山「久住山」の存在を知ります。初めてしっかりとした登山靴やウエアなどを購入し、登山に対して本気に楽しみ始めるきっかけになった山になりました。
5.プロジェクトのきっかけは別府のハンバーガー屋さんでの会話だった。
このプロジェクトを始めるきっかけとなった時期は、去年の12月頃に遡ります。
イケダはRedbullのイベントが中止になり、コスギも大学でのオンライン授業生活に満足しない生活を送る中、男2人がハンバーガー屋さんでこれからの展望や夢について語り合います。

イケダが休学決断するきっかけは、2人で食べに行ったハンバーガー屋さんでのある会話。
この一言でイケダがコスギと1年間過ごすと決まった瞬間でした。
コスギが持ちかけた旅の計画を聞き、イケダはバイクなど持っていないため、初めは軽トラを改造して旅をしないかと持ち掛けたが、あまりに大変すぎると1度は断念します。
イケダ 「じゃあ、一緒にバンライフしようぜ。」
軽トラの荷台に家を作るのじゃなくて、車の中に家作ろうと決めた後、調べていくうちに、バンライフという新しいスタイルを見つけます。
そこからは「 バンライフ×山旅 」という新しいプロジェクトの準備に取り掛かり始めます。
6.日本百名山とバンライフを掛け合わした経緯とは。

8年程前、コスギが小学生だったころ、植村直己の伝記を読み、世界中の山々に挑戦している姿に憧れ、小学生にして、西日本最高峰の山「石鎚山」に登山に挑戦した過去があります。
しかし、学年を重ねるにつれ、部活に没頭し、登山とは一時離れた生活を送っていましたが、大学でのイケダとの出会いをきっかけに登山の楽しさを再発見しました。

大分県の山はたくさん登ってきたが、日本全国の山を登り、山それぞれの魅力を求めて、旅をしたいと思い始めたのをきっかけに、日本百名山という言葉を知ります。
100個の山を登ろうと思うと普通は相当な時間とお金が必要ですが、自分たちは学生。縛られるものは学校の授業だけです。
2人は休学を決意しますが、1年間という限定された期間で100個の山の山を登るには、最低限の就寝場所と移動手段を持ち、できるだけコストを抑えながら旅をする必要がありました。

そこで、普通の学生が誰もやったことのないことを達成しようと思い、1年間という期間に制約を定め、学生初、1年間でバンライフをしながら日本百名山制覇するという目標を掲げます。
「バンライフで旅をしながら日本中の山を登ってみたいな」
これまでの20年の過去で「いつか」という言葉を言い訳に、後回しにしたことがたくさんありました。この挑戦においては、誰もやったことのないやり方で1番に楽しみこの記事を読んでいただける方に希望と元気をお届けできればと思います。。
7.1年間の旅の計画は?

出発は5月のはじめに地元関西の山を数個登った後、北海道から鹿児島まで、来年の2月のおわりまでの間に制覇を目指します。
また、大学の復学が4月からのため、時間に制限はありますが、登山において安全が1番です。
無茶な登山はせず、身の丈にあった登山ルートを選びながら、無事に終わることがこの旅の1番重要なことなのかと思います。
8.まとめ&次回予告
この記事を見ているすべての方に安心した登山計画やルートなどもご紹介できればと思います!
今回は私たちの連載企画についてお伝えしましたので、次回はバンライフについてさらに深堀していければと思っています!お楽しみに!
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文・.HYAKKEI編集部 依田/提供元・.HYAKKEI
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