日本の美意識を世界に発信する“セイコー プレザージュ”から、時代を超えて愛されるセイコーのアンティークスタイルを現代の感性と最新技術で表現した新シリーズが登場。
本シリーズは、1964年に発売された“クラウン クロノグラフ”から着想を得て制作された。
上の画像はベースとなった“クラウン クロノグラフ”で、64年にアジア初開催となった“東京オリンピック”を記念して販売された国産初のクロノグラフ。
二つのプッシュボタンを備えた通常のクロノグラフと違い、ひとつのボタンでスタート、ストップ、リセットを行う仕組みになっているなど、当時としては画期的な機能を有していた。
デザイン面では、レトロ感のあるボックス型ガラス風防、見切りが広く視認性の高い文字盤、アラビア数字が施されたソリッドなベゼルなどが印象的なディティールを備えており、多くの時計ファンから今尚愛されている名機だ。
今回発表された“Style60’s”では、9時位置をスケルトン構造にしたオープンハート仕様モデルと、実用性に優れたカレンダー機能付きの2モデルが用意されており、ライフスタイルや好みに合わせて時計を選択することができる。
特徴的なボックス型ガラス風防でアンティーク感を醸成しており、文字盤上にはベースモデルから継承した立体的なインデックス、シャープな形状の針を採用し、インデックス周囲の外周部にはサークル状に仕上げ違いの面を配したことにより、視認性を向上させるだけでなく、見る角度によって表情が変わる暖かみのある文字盤を実現した。
丸みを帯びたケースは手首にしっかりと固定されるよう内側に傾斜した形状となっており、心地よい装着感が楽しめる。ラグには丁寧な研磨によって鏡面仕上げを施した面を追加し、落ち着いた佇まいのなかにシャープな印象を併せもつことで、現代のライフスタイルに寄り添うデザインに仕上がっている。
また、プレザージュ史上初となるナイロンベルトモデルも今回ライナップに加わった点も、時計好きとしては嬉しいポイントと言えるだろう。
セイコー プレザージュ Style60’s(オープンハートモデル)
■Ref.SARY189
■Ref.SARY191
■Ref.SARY192
【共通スペック】SS(40.8mm径)。5気圧防水。自動巻き(Cal.4R39)。各6万6000円(2021年6月発売予定)
文字盤の9時位置がスケルトン構造になり、ムーヴメントが視覚的に楽しめるモデル。
機械式腕時計の心臓とも言えるムーヴメントが見えることから、オープンハートダイアルと呼ばれる意匠を施すことで、時計の鼓動を身近に感じられる。
そのルックスから受ける印象は非常に軽やかで、アクティブなスタイルにもマッチする。
セイコー プレザージュ Style60’s(カレンダー機能付きモデル)
■Ref.SARY193。6万500円(2021年6月発売予定)
■Ref. SARY195。 6万500円(2021年6月発売予定)
■Ref.SARY197。5万5000円(2021年6月発売予定)
【共通スペック】SS(40.8mm径)。5気圧防水。自動巻き(Cal.4R35)
“クラウン クロノグラフ”には搭載されていなかったカレンダー機能を、現代の実用性を踏まえて追加したモデル。
腕時計の本質を体現したシンプルな構造にすることで厚みを抑え、ストレスなく着けられる。
ブラック、アイボリーの文字盤に加え、アースカラーをイメージしたグリーン文字盤がラインナップされた。
【問い合わせ】
セイコーウオッチお客様相談室
TEL 0120-061-012
提供元・Watch LIFE NEWS
【関連記事】
・【第4回-セイコー(プレザージュ&セイコー 5スポーツ)】3大国産時計の売れ筋モデルを調査、本当に売れた時計BEST3
・【1位〜5位まで一挙に紹介します】“タイムギア”読者が選んだ、欲しい腕時計ランキングTOP10-後編
・進化したエル・プリメロを搭載したゼニスの意欲作、“クロノマスター スポーツ”が登場
・菊地の【ロレックス】通信 No.078|小振りで着けやすいベーシックな旧エアキング
・アンティークの無名クロノグラフって知ってますか?