こんにちは、もとバックパッカーママのタカミ織です。
世の中には、誰が何のために造ったのか、ちょっと疑問を抱いてしまうような神社って時々ありますよね。例えば神奈川県茅ヶ崎市にあるサザンオールスターズを祀る神社、その名も「サザン神社」...。筆者は何度か通りすがりに立ち寄ったことがあるのですが、これは一体どういう経緯で造られた神社なのだろう...と、ふと疑問が湧いて来たので、サザン神社斜め前にあるお茶屋の「小林園」さんで、がっつりお話を聞いて来ました!
饒舌で明るい小林園の店主さん、ユニークでハッピーなエピソードをたくさん聞かせてくれましたよ。
目次
サザン神社ってこんなところ

神奈川県茅ヶ崎市、JR茅ヶ崎駅南口付近から海岸へと続く「サザン通り」。その中ほどに交差する「サザン通り商店街」の中に、サザン神社はあります。神社の外観・内観のレポートや、設立の経緯など、詳しくご紹介します!
サザン神社の外観・内観

まずはサザン神社を実際に訪れてみました。外観は普通の商店を改装したような佇まいですが、入り口には鳥居にしめ縄、中を覗くと御賽銭箱まで設置されています。左右の壁には中心に大きく「サザンオールスターズ感謝!」「桑田さんありがとね♡(ハートマーク)」と書かれた寄せ書きスペースが。床には砂利が敷き詰められ、看板はさりげなくサーフボードの形になっており、こだわりを感じます。


しかし、サザンオールスターズを祀る神社だということは理解できたもののここには宮司さんのような方はおらず、これ以上のことはわかりませんでした。誰が何のためにこの神社を造ったのか?その経緯が知りたい!と思っていたところ、近所の方から「サザン神社斜め前のお茶屋さんにお話を聞けば大体のことはわかる」と聞き、おそるおそる突撃訪問してみました。
サザン神社の創始者は「サザン通り商店街会」のみなさんだった

サザン神社の斜向かいのあるお茶屋「小林園」の店主は小林健二さん。この地で70年続くお店を切り盛りする、明るく元気でダンディな方です。突撃訪問した筆者に嫌な顔一つせず、たくさんお話を聞かせてくださいました。小林さんのお話によると、サザン神社はサザン通り商店街の事務所だった場所を改装して造られたそうです。1999年、公募により現在の「サザン通り」の名称が決定し、それに合わせて2000年に「南口中央商店街」も「サザン通り商店街」へと改名しました。

しかし、商店街会長だった小林さんは、ただサザン通り商店街という名前にしただけじゃ芸がないな〜と感じていたそうです。

転機は2008年に訪れます。この年に茅ヶ崎出身の桑田さん率いるサザンオールスターズは、結成30周年を迎えました。茅ヶ崎サザンビーチでは記念ライブが行われることになり、商店街としても何か茅ヶ崎を盛り上げるような面白いことができないか...そう考えた小林さんをはじめとした商店街会のみなさんは、斬新なアイデアを思いつきます。「そうだ!サザンオールスターズを祀る神社を作ろう!」
このようにして、サザン神社は誕生しました。
サザン神社のことは小林園に聞け!御朱印もあるよ

小林園は和菓子屋を併設した老舗のお茶屋さん。主に静岡県産の深蒸し茶を取り扱う、本格的なお店です。しかし小林さんは根っからの面白い物好きのおじ様といった雰囲気で、「サザン神社なんてあったら面白いでしょ!?だから造っちゃったの!」と楽しそうにお話しされていました。
ご自身は特に書道を学ばれた経歴はないそうなのですが、なんと一枚一枚小林さんによる手書きの「サザン神社御朱印」を発行されています。欲しい方はサザン神社ではなく、小林園に直接訪問して、いただいてくださいね。御朱印のデザインは全部で4種類。いずれも湘南やサザンをイメージしたモチーフが使われており、小林さんが考案したそうです。

また、小林園にはお茶だけでなく、たくさんのサザングッズが販売されています。ステッカーにキーホルダー、湯飲みなどなど...これらのグッズは全て商店街のみなさんの手によって生み出されました。しかし小林園に売っているのはこれだけではありません。なんと、「茶の山」と書いて「サザン」と読む、オリジナルブレンドの茶葉、「茶山」が購入できます。茶山はサザンオールスターズの桑田佳祐&原由子ご夫妻が実際に召し上がられたばかりか、安倍前総理や天皇陛下も召し上がられたことがあるそうです。
通常深蒸し茶は、煮出すと赤みの強い湯色になりますが、茅ヶ崎の砂浜をイメージしたという「抹茶」をブレンドすることで、明るい緑色の湯色を楽しむことができ、香りも一層引き立つのだそう。袋入りのほか箱入りの茶葉はティーバック仕様もあり、お土産にもぴったり!御朱印をいただきに来た際はぜひ購入してみてくださいね。

小林園併設の「だんごのこばやし」も大人気。団子や大福などの和菓子以外に、おにぎりや海苔巻き、お弁当なども販売しており、お昼時は列ができるほど賑わいます。ここで購入したお団子を食べながら茅ヶ崎散歩を楽しむのもいいですね。
サザン神社のある「サザン通り商店街」も見どころ満載
こちらは小林さんからいただいたサザン通り商店街のマップです。

少し古いものだそうで、現在はなくなってしまっているお店等もあるそうですが、赤文字のお店は「サザンなお店」となっています。サザンにちなんだグッズが買えたり、お話が聞けたりするかも!サザン通りを訪れた際の参考にしてみてくださいね。
また、サザン通り商店街の街灯には、サザンオールスターズの曲名プレートが掲げられています。どんな曲が採用されているのか?ぜひ、お散歩しながら確かめてみましょう!

小林さんのお話はまだまだ続く...桑田さんとのエピソードも

もともと小林さんの弟さんが桑田さんと幼稚園からの同級生だったそうで、店内には当時の集合写真などもたくさん貼られています。サザンファンには見逃せないポイントですね。小林さん自身も昔から桑田さんとはお知り合いで、一緒にボーリングをしたことがあったり、桑田さんが茅ヶ崎に来るとお店に顔を出してくれたりすることもあるそうです。
小林さんが感慨深そうに、「桑田君は本当にいい人!明るく振る舞ってるけどシャイで、気取らなくて、優しいんだよ。」と仰っていたのが印象的でした。サザン神社はさまざまな大人の事情でサザンオールスターズの正式な公認スポットにはなっていないのですが、桑田さんも神社の存在を喜んでくれていることは間違いなさそうです。

さらに、小林さんのお話はまだまだ続きました...。お茶屋の成り立ちや先代のお父様お母様のお話、サザン神社がきっかけで台湾に行く機会があったときの思い出話などなど。「人生ずーっと楽しかったけど、今が一番楽しいよ!」と晴れやかに言い切った小林さん。全身からハッピーがみなぎっていました。最後に「俺の欠点はね、喋りすぎ!」とおちゃめなオチまでつけて、締めくくってくださいましたよ。
サザン神社&湘南で元気をもらおう

小林さんとお話ししている間も、御朱印をもらいに来る方が何人かいらっしゃいました。それらの方々に丁寧に対応している小林さんを見ながらサザン神社のパワーの源は、サザンオールスターズの魅力はもちろん、小林さんのハッピーな魂にもあるに違いないと確信した筆者なのでした。
湘南のゆるやかで明るい土地柄が育んだ感性は、人々を元気づける力があるのかもしれませんね。あなたもサザン神社を訪れて、元気をもらいに行きましょう!!
サザン神社
- 住所:神奈川県茅ヶ崎市共恵1丁目11−13
- 営業時間:不定(大体毎日10:00〜17:00くらい)
- 問い合わせ:0467-82-2716(茶商 小林園 ※木曜日定休)
文・写真 タカミ織/提供元・たびこふれ
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