ホルモンや鮎、しし鍋などのグルメやある住宅メーカーの調査で住みたい街全国ラインキング1位となるなど、なにかと話題の多い神奈川県厚木市。

神奈川県のほぼ中央に位置しており、中心街の本厚木エリアは、ショッピングビルや飲食店街があり、賑わいを見せながら、一方で川や緑を多くたたえる自然の宝庫でもあります。新宿までは小田急線で一本、途中町田があり、乗り換えれば湘南までアクセスできます。さらに宮ケ瀬湖(宮ケ瀬ダム)や大山など神奈川の水と緑が豊かなエリアの玄関口にもなっており、まさに住むにはもってこいの街ではないでしょうか。

今回はそんな厚木市にある「あつぎつつじの丘公園」をご紹介します。

目次
絶景!圧巻!ツツジの海
彩り様々、ツツジ図鑑

絶景!圧巻!ツツジの海

絶景!圧巻!息をのむツツジの海「あつぎつつじの丘公園」
(画像=『たびこふれ』より引用)

「あつぎつつじの丘公園」は神奈川県内最大級のツツジの名所といわれ、4月下旬から5月上旬にかけて約5万2000本のツツジが咲き誇ります。園内は散策路や芝生の広場、貯水池など起伏にとんだ構成で散策にはちょうどよい広さ。

あつぎつつじの丘公園へは、車かバスでのアクセスになります。本厚木からは、厚木バスセンター9番バス乗り場、「森の里」行き(厚43、44、45)で約30分。愛甲石田駅3番バス乗り場、「森の里」行き(愛15)または4番バス乗り場、「森の里」(愛16、17)で約20分。それぞれ「森の里5丁目」で下車します。

車の場合は、東名高速厚木インター(厚木西インター)下車、約20分で到着。

この季節は、街路樹の緑がとても美しく、ドライブしているだけで爽快な気分を味わうことができます。

絶景!圧巻!息をのむツツジの海「あつぎつつじの丘公園」
(画像=『たびこふれ』より引用)

駐車場は3か所あります。一番広い南側第一駐車場が103台、南側第二駐車場が10台、北側駐車場が34台で、ピークの週末などは早くから一杯になるのでご注意を。

一番広い南側第一駐車場から公園へ向かうとまずは小さな丘が。赤、ピンク、白のツツジの花々が出迎えてくれます。

絶景!圧巻!息をのむツツジの海「あつぎつつじの丘公園」
(画像=『たびこふれ』より引用)

入り口付近には園内マップがあり、品種ごとのツツジの植えてある場所や品種の解説があります。

絶景!圧巻!息をのむツツジの海「あつぎつつじの丘公園」
(画像=『たびこふれ』より引用)

公園の輪郭を覆うように植えられた樹木とツツジのコントラストが奥行きを与えてくれると同時に、風にそよぐ木々のざわめきが何とも心地よい空間を作り出しています。

絶景!圧巻!息をのむツツジの海「あつぎつつじの丘公園」
(画像=『たびこふれ』より引用)
絶景!圧巻!息をのむツツジの海「あつぎつつじの丘公園」
(画像=『たびこふれ』より引用)

園内に少し入っていくとちょうどいい芝生の空間がひらけます。空間を囲むようにツツジが咲いているので、しばらく時を忘れてゆっくりとくつろぐのもいいかもしれないですね。

絶景!圧巻!息をのむツツジの海「あつぎつつじの丘公園」
(画像=『たびこふれ』より引用)
絶景!圧巻!息をのむツツジの海「あつぎつつじの丘公園」
(画像=『たびこふれ』より引用)

散策路を北側に進んでくと、貯水池を囲む斜面に赤、ピンク、白の圧巻の色鮮やかなツツジが。

前方斜面には厚木市のキャラクター「あゆコロちゃん」があしらわています。あゆコロちゃんは厚木のご当地グルメであるシロコロ(ホルモン)の豚と名産の鮎を組み合わせたゆるキャラです。この後の初夏からは鮎を食しにまた訪れてみてはいかがでしょうか。

絶景!圧巻!息をのむツツジの海「あつぎつつじの丘公園」
(画像=『たびこふれ』より引用)

貯水池の先にはさらに下った斜面がありここにもツツジが。北側駐車場へ続く斜面は「りゅうきゅうツツジ」ゾーンとなります。丘と斜面がうまく配置されているため、引きの写真にも寄りの写真にも映える絶好のシチュエーション。カメラ好きも花好きにもうれしい空間です。

絶景!圧巻!息をのむツツジの海「あつぎつつじの丘公園」
(画像=『たびこふれ』より引用)
絶景!圧巻!息をのむツツジの海「あつぎつつじの丘公園」
(画像=『たびこふれ』より引用)

彩り様々、ツツジ図鑑

普段から、何気なくこの時期には目にする機会が多いツツジ。ここまでの規模と美しさを目の当たりにするとその種類がとても気になります。深紅、白、薄紅色、ピンク、心の中で最適な色をあてはめながら品種の名前をチェックしましょう。

オオムラサキ

まずは、オオムラサキ。身近な品種で暑さや寒さに強く、沿道によく咲いているのはみなさんご存じですね。紅色の花はツツジの中でもっとも大きいといわれています。

絶景!圧巻!息をのむツツジの海「あつぎつつじの丘公園」
(画像=『たびこふれ』より引用)

アケボノツツジ

主に紀伊半島や四国に分布しているそうです。薄紅色の花びらがいいですね。

絶景!圧巻!息をのむツツジの海「あつぎつつじの丘公園」
(画像=『たびこふれ』より引用)

ヒラドツツジ

長崎の平戸で古くから栽培されてきたことが語源だそうです。大ぶりで白や深紅のバリエーションがダイナミックですね。

絶景!圧巻!息をのむツツジの海「あつぎつつじの丘公園」
(画像=『たびこふれ』より引用)
絶景!圧巻!息をのむツツジの海「あつぎつつじの丘公園」
(画像=『たびこふれ』より引用)

リュウキュウツツジ

この時は、まだつぼみが多かったのでこれからが見ごろ。すっとした佇まいと花の白が印象的。英名のSnow Azaleaに納得します。

絶景!圧巻!息をのむツツジの海「あつぎつつじの丘公園」
(画像=『たびこふれ』より引用)

キリシマツツジ

その名の通り、江戸時代に薩摩で作りだされた品種で、当時江戸で大変流行したといわれています。園内のキリシマは深紅の花の色がとても印象的でした。

絶景!圧巻!息をのむツツジの海「あつぎつつじの丘公園」
(画像=『たびこふれ』より引用)

圧巻の花の海ですが、散策中によーく目を凝らしてみると、こんなハッピーでラッキーな花びらを発見。

絶景!圧巻!息をのむツツジの海「あつぎつつじの丘公園」
(画像=『たびこふれ』より引用)

北側第二駐車場から園外を望むと、その起伏と空の広さ、緑の豊かさがわかります。5月中旬ごろまで段階的に見ごろのようなので、ぜひ訪れてみてください。

絶景!圧巻!息をのむツツジの海「あつぎつつじの丘公園」
(画像=『たびこふれ』より引用)

あつぎつつじの丘公園

住所:神奈川県厚木市森の里青山19
営業時間:24時間
面積:13.7ha
トイレ:あり
厚木市HP:あつぎつつじの丘公園


【文・写真 BOZU/提供元・たびこふれ

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