知らぬ間にポイントの貯まる高齢層と、やりくりのためにポイントを駆使する30代

キャッシュレス決済「ポイント格差」意図的に貯めた、貯めないで10年後には大きな差に?
(画像=カードでポイントを貯めている人はおよそ9割、『オトナライフ』より引用)

今回の調査において、「ポイントが貯まるカードやアプリの利用状況」について各年代でばらつきはあるものの、全体で9割もの人々がカードでポイントを貯めていることが分かった。アプリにおいても7割もの人々がポイントを貯めていることが分かり、やはり多くの人々が日常的にポイントを利用しているようだ。
内訳を見てみると、カード、アプリともにおおむね年齢層が上がるほどポイントの利用率が高くなっていくという意外な結果が分かった。ポイントはネットなどにアクティブに触れてきた若年層よりも高齢層の方が使いこなしているということだろうか。しかし、詳細を見てみるとそうでもないかもしれない。40~60代は「ポイントを意識して貯めているわけではないが、貯まったポイントは利用している」という項目が20代、30代に比べて倍近く高いという結果が出ている。まだまだ金銭面で不安定な若年層よりも余裕がある分、消費が大きく、「知らぬ間にポイントが貯まっているから使う」といった感覚なのかもしれない。

逆に意図的にポイントを貯めているであろう「ポイントは意識して貯めていて、貯めたポイントも利用している」という回答に絞ってみると、カード、アプリ共に30代男性が非常に高いスコアを出している。サラリーマン層が少ない小遣いのなかで、できるだけうまく駆使しようと意識を持っているのではないだろうか。
しかし30代男性は意識しているが高いスコアであると同時に「ポイントを貯めていない」という回答も高い割合で存在していることが気になる。結婚したり家を購入したりと、30代はライフステージの変わり目を迎える人も少なくない年代だ。何かと出費の多い時期なだけに、これから10年後20年後、「意図的にポイントを貯めていた人」「貯めていない人」の間に大きな差が出てないといいんだけど…?

参照元:ポイントに関する調査(2021年)【クロス・マーケティング】

文・オトナライフ編集部/提供元・オトナライフ

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