Firefoxを高速化する方法は、「about:config」から自分で設定する方法と、アドオンやフリーソフトを利用する方法がある。この記事では、Firefoxが重くて遅い場合に、高速化するためのそれぞれの方法について詳しく解説する。

「Firefox」を高速化する方法【自分で設定する場合】

Firefoxの設定を変更して軽量化や高速化するのであれば、「about:config」から設定を行う。「about:config」の開き方は次の通りだ。

「Firefox」を高速化するそれぞれの設定方法を解説!
Firefoxのアドレスバーに「about:config」と入力してEnterキーを押す。警告ページが表示されたら「危険を承知の上で使用する」をクリックする(画像=『オトナライフ』より引用)

「about:config」のページが開いたら、次の3つのいずれかを設定してみよう。

・ ディスクキャッシュ設定

PCのスペックが低くて重くなったり、仮想環境で使用していたりする場合には、ディスクキャッシュ設定を行う。この設定でディスクに保存されていたFirefoxのメモリが保存されなくなり軽量化を図れる。

「Firefox」を高速化するそれぞれの設定方法を解説!
検索欄に「browser.cache.disk.enable」と入力する。「true」ならクリックして「false」に変更する(画像=『オトナライフ』より引用)

・メモリキャッシュ設定

ディスクキャッシュ設定でキャッシュを完全にディスクに保存しないようになると、その都度すべてのデータをダウンロードすることになり、通信容量に制限がある場合には、通信量がかかりすぎてしまう。そこで、メモリにキャッシュを保存するように設定する。

ディスクキャッシュよりもメモリキャッシュの方がアクセスが高速化するので、より高速化したいのならメモリキャッシュをオンにした方がいいだろう。

「Firefox」を高速化するそれぞれの設定方法を解説!
検索欄に「browser.cache.memory.enable」と入力する。「false」の場合にはクリックして「true」に変更する(画像=『オトナライフ』より引用)

・メモリキャッシュ容量設定

メモリキャッシュの設定を行ったら、メモリのどのくらいの容量をFirefoxのキャッシュに割り当てるのか設定する。最近のパソコンはメモリが最低でも4GB以上あるので、100MBもしくは500MB程度割り当てても、パソコンの動作には支障をきたさない。

「Firefox」を高速化するそれぞれの設定方法を解説!
検索欄に「browser.cache.memory.max_entry_size」と入力する。編集ボタンをクリックすると数値を変更できる(画像=『オトナライフ』より引用)

100MB割り当てる場合には「102400」と入力する。500MB割り当てる場合には「512000」と入力する。