子育て中の家庭では、幾度か2台目の車を購入しようと考えるタイミングがあるでしょう。そして、子供の年齢に応じて、必要となる車の機能や大きさが変化します。 とりわけお金がかかる子育て世帯の2台目は、中古車がおすすめです。子育て世帯におすすめの車種を紹介します。
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子育て世帯が2台目を購入するタイミング子育て世帯の2台目購入は中古車がおすすめ
【年齢別】子育て世帯向けの中古車総合7選
子育て世帯におすすめの中古車装備3つ
子育て世帯の2台目購入は中古車を検討しよう
子育て世帯が2台目を購入するタイミング
2台目に所有する車をセカンドカーと言います。すでに1台、家族で車を所有しているけれど、さまざまなきっかけで2台目の車が必要になる場合があります。また、1台目の車は家族が使いやすい車種を選び、2台目は使い勝手でなく自分の趣味を優先して買いたいという家庭もあるでしょう。
子育て世帯が2台目の車を購入するタイミングを見ていきましょう。
2〜3人目の出産を控えている
乳幼児を車に乗せる際は、6歳になるまでチャイルドシートを使用させることが義務づけられています。また、車のシートベルトは身長が140cm以上の人を想定して設計されているため、140cm未満の子どもには安全のためチャイルドシート(ジュニアシート)が必要です。 つまり、子育て世帯の車は子どもの人数分のチャイルドシートを設置するスペースを必要とするため、車を買い替えたり、2台目の車が必要になる可能性があります。 特に、2人目や3人目の出産を控えている子育て世帯は、2台目の購入を検討するタイミングになるでしょう。子供が習い事や部活動を始める
子育て世帯が通勤以外で車を使う理由として、日常の買い物、病院や子どもの習い事への送り迎えがあります。また、子供が成長し部活動を始めると、さらに子供の送迎が頻繁になることが考えられます。 メインの車が別の用途に使われていたり、大きすぎて使いにくい場合でも、小回りが利いて気軽に乗れる2台目があると便利です。子育て世帯の2台目購入は中古車がおすすめ
とりわけ子育て世帯はお金がかかります。特に家族が増える時期は出費も増えるため、車にかける費用を抑えたい家庭が多いでしょう。
一般的に車は排気量や車体が大きいほど価格が高くなります。さらに、バックモニタやスライドドアなどのオプションを加えていくと、予想以上に金額が跳ね上がります。 購入価格をなるべく抑えるには、中古車を選択するのも一つの手段です。 特に、セカンドカーは割り切ることも必要でしょう。 ただし、中古車はいつでも希望する車種や機能を持った車が見つかるわけではありません。目的の中古車と出会うために、早くから動き出しましょう。
【年齢別】子育て世帯向けの中古車総合7選
世帯の状況は変化していきます。夫婦二人から子供が生まれ、成長して巣立っていきます。そして、子供の数や成長具合によって、必要となる車の機能や大きさも変わります。 ここからは子育て世代に向いている、かつ中古車として購入するのが適している車を、子供の年齢帯に分けて紹介していきましょう。乳児〜幼児
子供が乳児から幼児の時期は、チャイルドシートに子供を乗せやすく、大きな荷物が乗せられる車が適しています。トランクが広かったり、助手席や後部座席をアレンジできる機能があれば、車内でおむつ替えをしたりベビーカーを収納できたりします。
また、ママが一人で子供を買い物や病院などに連れていくことも多いため、小回りが利いてコンパクトな軽自動車は2台目の車としても人気です。特に、軽自動車の中でもニーズの高い車種は、手放す際も高く売れるでしょう。 さらに、幼児期は新車を買ってもすぐに汚してしまいがちなので、特に2台目は細かいことを気にせずに子育てできる中古車の購入をおすすめします。
ダイハツ・タント
ダイハツ「タント」は、「ミラクルウォークスルー」パッケージがあり、ミラクルオープンドアと呼ばれる大開口のスライドドアと低床ステップで乗り降りしやすく、車内の移動が楽なウォークスルー設計が、特に小さな子供を持つ世帯に大人気の車種です。 さらに、「スマートアシスト」を搭載し、衝突被害軽減ブレーキ、ペダル踏み間違い時加速抑制装置 、車線逸脱警報、先進ライトなどに加えて、グレードによってクルーズコントロールやレーンキープコントロールなどの予防安全機能も持っています。
ホンダ・N-BOX
ホンダ「N-BOX」は、運転席側後席のチャイルドシートにいる子どもの世話を助手席の親が座ったままお世話できるスーパースライドシートや、スライドドア、広い室内空間など、子育てに優しい設計となっています。 また、先進の安全運転支援システムである「Honda SENSING」が標準装備されており、高精度な検知機能で危険を回避する安全装備が充実しているだけでなく、クルーズコントロールが装備されているなど、軽自動車でありながら走行性にも力が注がれています。
6歳〜12歳
子供が成長してくると、自転車を乗せて移動したり、海やキャンプなどのレジャーに行ったりとさらに大きな荷物を持って移動する機会が増えていきます。また、子供の友人など、家族以外に大人数が乗車する機会もあるため、シートアレンジが可能なミニバンがおすすめです。さらに、子供が一人で車の乗り降りができるようになると、スライドドアがついたミニバンは安心です。ただし、新車のミニバンはやはり購入費用や維持費が軽自動車に比べて高額になるため、それらを抑えたい子育て世帯は中古車を選びましょう。
トヨタ シエンタ
トヨタ「シエンタ」の挟み込み防止機能付き両側パワースライドドアや、330mmの低い乗り込み口は子どもの挙動を考慮した設計で、特に幼児期から小学生の子供を持つ家庭には最適な車です。 また、コンパクトでありながら最大7人まで乗車でき、少人数で使うときは3列目シートを折り畳み、収納スペースを増やすことができるメリットを持っています。さらに、コンパクトで小回りがきいて燃費も良く、日常使いでも遠出の旅行にも使える車です。
ホンダ・ステップワゴン
ホンダ「ステップワゴン」は、バックドアが縦方向にも横方向にも開く「わくわくゲート」や3列シートが床下に収納できる「マジックシート」の機能を持つミニバンです。 低床フロア設計の低ステップであるため乗降性が高く、後席ドアは両側ともにパワースライドドアであるため子供だけでなく、高齢者にも優しい車です。
さらに、ハイブリッド車は2モーターハイブリッドシステムである「e:HEV」によって、またエンジン車はVTECターボを採用することによって、優れた走行性と高い燃費性能を両立させているだけでなく、「Honda SENSING」の搭載により高い予防安全性能も備わっています。
日産・セレナ
日産「セレナ」は、360°セーフティアシスト(全方位運転支援システム)を全車標準装備し、さらにグレードによってアクセル・ブレーキ・ステアリングをアシストする「プロパイロット」、力強く静かな走行を実現する「e-POWER」によって運転手の負担が軽減されます。
また、前列と同等の快適性を持つ3列目シートにも、パワースライドドアの開閉ボタンがあり、2列目との間はウォークスルーになっています。さらに、上半分だけを開けられる「ハーフバックドア」も便利な機能です。
13歳〜18歳
子供が中高生になると、レジャーに行く頻度や家族全員で移動する機会も減ります。代わりに、車の使い道は塾や部活の送迎や日常の買い物などが中心になります。 とは言え、家族全員が乗る場合もあるため、室内空間に余裕があり、かつ小回りもきいて、省スペースで駐車できる車を選ぶのが得策です。 その結果、コンパクトカーやミニバンを選ぶことになるでしょう。ただし、この時期の子育てはお金がかかる時期でもあります。購入費や維持費の安い中古車を選ぶのも節約法の一つです。スズキ・ソリオ
スズキ「ソリオ」は、運転が苦手な人でも運転しやすい適度なサイズ感と楽に5人乗れる室内空間の広さが特徴のコンパクトカーです。 特に、左右別々に165mmスライドし56度のリクライニングが可能なリアシートには、センターアームレストとパーソナルテーブルが装備されています。また、楽に自転車も積める広さがあるなど、レジャーにも日常使いにも便利でしょう。
さらに、ハイブリッド、マイルドハイブリッド、ガソリンの3種類から選べ、燃費の良さと進化した「スズキセーフティサポート」も子育て世帯には安心な材料です。
ホンダ・フリード
ホンダ「フリード」のキャッチコピーは、「家族の暮らしと子育てにちょうどいい!」で、子育て世代におけるコンパクトミニバンブームの先駆けとなった車です。ハイブリッド車とエンジン車、6人乗りと7人乗りから選ぶことが可能です。 また、室内確認用ミラーや後部座席のロールサンシェイド、プラズマクラスター搭載のエアコンなど、子供連れにあると良い機能が備わっています。さらに、先進の安全運転支援システムである「Honda SENSING」を標準装備しており、高い予防安全性能を持っています。
子育て世帯におすすめの中古車装備3つ
子供を連れて出かけると、荷物が多かったり、子供が飽きてぐずったりするため、楽しい反面親のストレスも大きくなります。そして、膨らんだストレスは運転手をイラつかせ、運転ミスを誘いやすくなります。 そんな負担を少しでも軽くしてドライブやレジャーを楽しむために、カーアクセサリーやオプションなどを装備しておくと良いでしょう。また、それらが装備されている中古車を選ぶと良いでしょう。
防水シート
最近の車はシートが撥水仕様になっており、簡単に汚れや水分を拭き取ることができますが、シートにシミが残ることも覚悟しておく必要があります。特に子供がいると、食事やおやつの食べこぼし、靴汚れなどでシートを汚してしまうことは日常茶飯事なので、防水シートがあると便利です。また、乳児がいる家庭ではおむつ替えの際にも役立つでしょう。
さらに、中古車として売却する際も、シートに汚れがなければ有利になります。
USB電源ソケット
子供が渋滞や長距離ドライブに退屈してぐずらないよう、アニメや動画などを見せる家庭も増えています。そのため、タブレットなどを充電できるUSB電源は、子育て世帯の車にはぜひつけたい設備です。
さらに、後部座席用モニターは、カーナビと連動させてDVDも楽しめ、子供に退屈を防ぐ方法の一つです。
バックシートテーブル
バックシートテーブルは飲食の際だけでなく、おむつ替え時にお尻拭きシートや消毒剤を置いたりするなど、頻繁に使用するものを置いておくのに便利です。さらに、ドリンクホルダーが付属しているテーブルも多いので、車中で気軽に飲み物を飲めるため、後部座席の同乗者も快適に過ごせます。
子育て世帯の2台目購入は中古車を検討しよう
子育て中は、2台目の車の購入を考えるさまざまなタイミングがあり、子供の年代によって車に求める要素が異なります。 子育て世帯にとって、利便性や機能性を優先させて車を選べるのが望ましいですが、経済的にそれが不可能な場合もあります。 便利で機能的なオプションやグレードを求めるならば、特に2台目の場合は中古車を検討してみましょう。ただし、一般的にミニバンや軽自動車は人気が高く、中古車が市場に出てもすぐに買い手がつくため、自分の家族により適した車を手に入れるためには、早めに動き出しましょう。
提供元・車選びドットコムマガジン
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