先日のアップルのスペシャルイベントで期待された、第6世代となる新型「iPad mini」の発表。しかしその発表が行われることはなく、期待が叶わずにがっかりしたアップルファンも多かったことだろう。にも関わらず、現在「iPad mini6(仮称)」発表への期待が膨らむような情報がさまざまなリーカーから発信されている。空振りに終わった直後ながら、まだ希望を捨てるには早いようだ。

アップルの新商品予測を発表するリーカーとは?

「iPad mini6」は今年中に発売される? アップルの新商品発売を予測するリーカーとは?
(画像=“人の口には戸が立てられない”は世界共通だ、『オトナライフ』より引用)

ところで、“リーカー”とはどういう存在か、みなさんはご存知だろうか。簡単にいうと、アップル社内や関係先の人間しか知り得ない未発表の情報を仕入れてきてリークしてしまう人や企業のことである。有名どころのリーカーとして知られるのは、アップルのサプライチェーンに独自の情報筋をもつ著名アナリストのミンチー・クオ氏、これまで数々のアップル新製品に関する情報をいち早く伝えてきたジョン・プロッサー氏や、プロッサー氏とライバル関係的な位置にあるとされる「Bloomberg」記者のマーク・ガーマン氏など。世界的に注目度の高いアップルほどの企業ともなると、世界中に企業ぐるみのリーカーがいるというから驚きである。

アップルは従業員の製品情報のリークに対して厳しい態度を貫くことで知られている。ということは、リーカー達の情報の出所として考えうるのは、サプライヤーであろうか。考えてもみると、新機種を発表してから生産をスタートさせていては、発売までのわずかな期間に全世界に行き渡る在庫量を準備するのは到底不可能なことである。新機種発表からずっと前の段階で、量産は始まっているのは間違いないだろう。情報は漏らさない契約になっていたとしても、言いたくなってしまうのが人間の性というものなのだろうか。もちろん、試作段階でも多くのサプライヤーが関わっているはず。ああでも無い、こうでも無いと試作している途中の情報が漏れて、毎度新作発表の前にはさまざまな憶測が飛び交うことになるのだろう。リーカーたちによる予測は、もはやアップルの新作発表前の恒例行事になっているとも言える。