韓国・ソウルに本社を構える家電大手のLGが「スマートフォン事業から撤退する」という噂がまことしやかにささやかれている。1月末には、スマホ製造をはじめとした事業について縮小や売却、維持などの運営方針を検討中という報道も大きな注目を集めていた。しかし、現状はスマホ事業では具体的な打開策が講じられているとは言い難く、撤退する可能性が濃厚であると韓国メディア・東亜日報が伝えたという。スマホ事業で競合となるサムスンやアップル、ソニーなどスマホ戦線に後れを取ったようだ。

売却予定が白紙に?

LG、スマホ事業撤退目前か? 1月発表の新機種開発が暗礁に乗り上げた理由とは
(画像=(Image:JPstock / Shutterstock.com) 他社とは違う個性的なスマートフォン製品だったがコアなファンにしか響かず 、『オトナライフ』より引用)

 東亜日報の報道によると、今回のスマホ事業の運営方針について、ベトナムの大企業等複数の候補が売却先になるという話も出ていたという。しかし売却交渉は難航し、売却先を見つけることができないため撤退の見解が有力になった格好だ。

 LGはモニターやテレビに搭載されるディスプレイ性能の高さが持ち味の企業。映像の美しさはもとより、カメラの性能も高い。ディスプレイやカメラの技術をスマホに落とし込みスマホ事業に参入することで、LG製品を世に広めていた。