先日、天草に行ったときに「たこめしアイス」なるちょっと手に取るのに勇気のいる商品を見つけました。いくらなんでもタコ飯をアイスって…と思いつつ調べてみると天草のご当地アイス「ガリッとチュー」を作っている永田冷菓というところが手掛けているそうで、謎アイスの正体を探りに行ってきました!
目次
1 異質なオーラを放つ「たこめしアイス」
2 五和町にある「サンタのアイス工場」
3 「たこめし」の謎
4 コラボアイスなんかも作ってる
5 意外といけるご当地アイス
異質なオーラを放つ「たこめしアイス」

先日、上天草さんぱーるでいろいろと物色しているときに、ふと目についたアイス売り場。そこで目にしたのが…

「あまくさ地アイス たこめし」というアイス。
いちじくとか、びわとか、いくりは分かる。珍しいけど美味しそう。
でも、たこめしって。しかも「天草地たこ入り」って書いてある。なに?アイスにたこ入ってるの??
ちょっと怖い、けど興味ある…ということで、製造元に突撃してきました!
五和町にある「サンタのアイス工場」

ということで訪れたのが、製造元の永田冷菓が運営する「サンタのアイス工場」。春なのにサンタがいる。

店内もクリスマスツリーがあったり、12月感ありますが、取材したのは4月です。
「サンタの町」を売りとする天草なので、1年中クリスマスなのだそう。クリスマスソングも流れていました。
「たこめし」の謎

怪しいお店のようにも見えますが、永田冷菓は、天草で育った人なら知らぬ人はいないと言われる「ガリッとチュー」の製造元。これ、熊本市内にはあんまりないけど美味しいんですよね。

気になってた「たこめし」の他にも「おにぎり」とかあります。「天草産のお米使用 梅干入」ですって。おにぎーり。

この数々のアイスの生みの親は代表の永田さん。
「とりあえず、食べてみてください」と勧められたので、

この「たこめし」をいただくことにしました。

凍っていて分かりづらいですが、ちゃんとタコが入っています。しかも醤油風味。
さらにはアイスクリームにもお米が入っているので、本当に「たこめし」。意外とゲテモノ感はなく「おおお!タコ飯だ!!!」って笑っちゃうくらいのタコ飯感。結構美味しいです。
溶けるにつれてどんどんタコ飯感出てきますよ!

天草の食材を使ったアイスを考えて、様々な”地アイス”を作る中で生まれた「たこめし」。
ここに至るまで、かなりの試行錯誤があったと思いきや、いつも変なアイスを思いつくそうで、従業員も慣れたもの、案外すんなり開発したそう。お米くささが出ないように、ちょっと特別な炊き方をしているそうです。
もちろんタコもお米も天草産。
コラボアイスなんかも作ってる

「いま、作ってるアイスがこれ」と試作品を出してもらいました。

実はこれ、もうすぐ上映される天草を舞台とした小山薫堂さんの映画「のさりの島」とコラボしたアイス。
劇中に登場する天草の牛乳「堀田牛乳」を使ったアイスなんだとか。

さっぱりとしたバニラアイスで、普通に美味しい!
永田冷菓のアイスはすべて水を使わず、水分は牛乳と生クリームのみ。だからこそ濃厚な味わいなのに口当たりの良いアイスが作れるんだとか。確かに「たこめし」もタコとか米とか入っているのに口当たりはめちゃくちゃなめらかでした。
意外といけるご当地アイス

永田冷菓の「サンタのアイス工場」で、「たこめしアイス」を食べてきましたが、意外なほど食べやすく本当にタコの味がするアイスでした!他にも企画中のアイスもあるそうで、「それアイスにするんですか!?」と驚いてしまったので、お楽しみに!
一年中クリスマス感も楽しめるので、ふらっと立ち寄って天草の変わり種アイスを楽しんでみてくださいね!
お店以外でも、上天草さんぱーるや、りっぷるらんどなどの天草にある道の駅などで販売されてますよ!
永田冷菓「サンタのアイス工場」
住所 | 〒863-2201 熊本県天草市五和町御領6472−1 |
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営業時間 | 11:00~17:00 |
定休日 | 木曜日 |
※記事中の情報は取材時点のものです。内容等変更になっている場合がございます。
文・山田/提供元・肥後ジャーナル
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