銭湯を愛してやまない人は注目のイベントが開催中だ。
■銭湯の楽しみ方を発信するイベント
地域の人や情報が集まり、心身を癒やすことができる銭湯は、全国いたるところに点在し、わたしたちの生活を支えてきた。しかし、生活様式の変化とともに銭湯離れが進み、施設の老朽化や後継者不足などの課題に直面し銭湯の数は減少し続けている。
牛乳石鹸 × BEAMS JAPANが送る「銭湯のススメ。」は、銭湯が持つ文化的価値を絶やさないために、銭湯の楽しみ方を発信するイベントとして2019年1月から2月にかけて第一弾が開催された。
第二弾となる「銭湯のススメ。2021 」では、スポーツと銭湯の相性の良さに注目し、 「テルマエ・ロマエ」や「オリンピア・キュクロス」を手掛けた漫画家・文筆家のヤマザキマリ氏がイラストを描き下ろした。運動と風呂をテーマに、スポーツ競技6種目(車いすバスケ・スポーツクライミング・やり投げ・サーフィン・柔道・バレーボール)と風呂桶や手ぬぐいをかけ合わせたデザインになっている。
このイラストを使用した銭湯グッズやアパレル雑貨・全13種は、4月26日よりBEAMS JAPAN各店(新宿、渋谷、京都)とBEAMS STREET UMEDA(大阪・梅田)の特設コーナー及びBEAMS公式オンラインショップで、期間限定で発売中だ。
■「銭湯のススメ。2021」が「寿湯」をジャック
イベントの一環として、現在、東京・東上野の銭湯「寿湯」の外観や内装、壁画などをヤマザキマリ氏が描き下ろした「銭湯のススメ。2021」のイラストでジャックしている。
銭湯絵は、数少ない銭湯ペンキ絵師の田中みずき氏が担当した。さらに、ヤマザキマリ氏が手書きしたイベントタイトル「銭湯のススメ。」の文字がプリントされた暖簾がかけられ、その他、寿湯店内のさまざまな装飾が「銭湯のススメ。2021」仕様に変更されている。
また、「銭湯のススメ。2021」のために企画した限定グッズを着用したモデルのファッションシューティングを寿湯で実施した。
田中みずき氏のコメントを紹介しよう。
普段の銭湯絵は、いろんな色を瞬間、瞬間で混ぜながら描くことが多いのですが、今回は珍しく白と黒で描く絵で面白かったです。いつも描く山や水辺の風景ではなく、ヤマザキマリさんによる完成されたデザインの絵を描くことができて貴重な体験でした。
また、このようにスポーツに注目が集まるタイミングに、ヤマザキさんらしい古代ギリシャ人をモチーフにしたスポーツ選手を描くことができたので光栄でした。いろいろな方々が銭湯へ来てくださるので、このペンキ絵を通じていろんな話が生まれると嬉しいです。
(田中みずき氏)
銭湯絵は9月15日(水)まで、暖簾は5月25日(火)まで掲出する予定となっている。いつもと違う表情の銭湯に、「銭湯のススメ。2021」アイテムと共に訪れてみるのも楽しそうだ。
寿湯
住所:東京都台東区東上野5-4-17
※営業状況が記事の掲載時と異なる場合があります。ご利用時には公式HPなどで最新情報のご確認をお願いします。
文・冨田格/提供元・IGNITE
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