日本百貨店協会がまとめた2月の外国人観光客の来店動向によると、調査対象88店舗の総売上高は前年同月を60.7%下回る43億3000万円となった。購買客数は92.0%減の1万人だった。売上高、客数ともに13カ月連続のマイナス成長。新型コロナウイルスの影響を受ける前の19年比で見ると、総売上高は86.4%減、購買客数は97.5%減となり、厳しい状況が続いている。
売上高の内訳を見ると、一般物品が54.7%減の31億4000万円、消耗品はより落ち込みが大きく70.9%減の11億9000万円となった。
ただし、1人 当たりの 購 買 単 価 は390.8%増の40万3000円となり、15カ月連続でプラス。大幅増はまとめ買いが一因とみられる。
提供元・トラベルジャーナル
【関連記事】
・旅行代金は高くなる? 変化予測と対応のアイデア
・人はなぜ旅をするのか 変わる世界と変わらぬ本質
・6000万人目標を目指すのか アフターコロナの観光立国論
・コロナ禍後のニューノーマル 変わる価値観と旅の提案
・旅行業参入、それぞれの理由 水族館からMICE施設まで