2021年4月13日、JR東日本は、運営するポータルサイト「えきねっと」において、訪日外国人向けの機能を拡張したことを発表しました。
これは、「えきねっと」の20周年記念に伴うアップデート内容の一つであり、他の内容としてはWebサイトやアプリの大幅なアップデート、受け取りQRコードの導入、支払い方法の追加などがあります。
目次
訪日外国人向けサービスを拡充、えきねっと20周年で大きく進化
▶︎「JR-EAST Train Reservation」のリニューアル
▶︎「えきねっと」20周年で他機能もより便利に
訪日外国人向けサービスを拡充、えきねっと20周年で大きく進化
JR東日本が運営する「えきねっと」は、新幹線・JR特急のきっぷ予約のほか、国内旅行や観光情報などをおトクに楽しむことができるポータルサイトです。
今回、2000年のサービス開始から20周年を迎え、訪日外国人へのサービスや他機能について大幅にアップデートされました。
「JR-EAST Train Reservation」のリニューアル
JR東日本の発表によると、訪日外国人向けのサービス、「JR-EAST Train Reservation」が予約・受け取り・乗車の各シーンでさらに使いやすくなったということです。
初めに、「JR-EAST Train Reservation」の対応サービス拡大が発表されています。これまで同サービスでは指定席の予約のみが可能でしたが、今後はそれに加え、訪日・在留外国人向け鉄道パス、新幹線eチケットなどの取り扱いを開始するとのことです。
また、受取り対象の拡大も記されています。従来は指定の窓口にて受け取りと決められていた「JR-EAST Train Reservation」にて購入したきっぷが、今後は窓口に並ばお受け取り可能となります。
そのほか、一部を除いて当日予約、当日受け取りができるようになったことや、対応言語が9言語になったことも拡充内容として公表されました。
「えきねっと」20周年で他機能もより便利に
JR東日本が運営する「えきねっと」は20周年を迎え、ほかにも、さまざまな箇所で大幅にアップデートされました。
Webサイト版では、トップ画面からダイレクトに乗りたい経路を検索できる仕様や、イメージ通りの座席を選択できる機能、空席/価格を気軽に確認できる機能などが追加されました。
アプリ版では、最短3タップで予約が完了するしようになったり、予約の変更払戻や6人以上の予約にも対応可能になったりしています。
さらに、「受取用QRコード」を指定席券売機にかざすことで、旅行の同行者は離れたところにいても各々が発見できるようになります。
他にも、支払い方法の新規追加や割引適用商品の追加など、さまざまな面で利便性が向上しました。
<参考>
JR東日本:えきねっと20周年!ついに大きく進化します。
トラベルボイス:JR東日本、訪日外国人向けネット予約を拡充、鉄道パスや新幹線eチケットも販売、券売機で受け取り可能に
文・訪日ラボ編集部/提供元・訪日ラボ
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