ベルギー連邦政府は2021年4月14日、新型コロナウイルスの感染拡大が収まりつつあることを受けて、緩和計画の再開を発表しました。緩和計画では、4月19日にEU域内の余暇や観光などの必要不可欠でない渡航の禁止措置の解除も盛り込まれています。
ベルギーで観光も含めたEU域内往来再開へ
ベルギー連邦政府は、2021年4月14日に、新型コロナウイルス感染者の数が減少していることなどを理由に、イースター休暇前に一時停止していた緩和計画の再開が発表されました。
まず、4月19日にはEU域内において観光目的での往来禁止措置を解除することを発表しました。
また、65歳以上の高齢者の7割へのワクチン接種が完了し、医療機関の状況が改善されることを条件に、5月8日からカフェ、レストランで屋外の営業を可能とすることなどの措置を含む「屋外計画」を開始すると発表しました。
ただし、EU域外からのベルギーへの入国には、引き続き、出発前72時間以内に受診したPCR検査の陰性結果証明の提出、14日間の自主隔離の実施、渡航者位置特定フォームの提出などが義務化されています。
また政府は、禁止措置は解除されたものの、観光目的など不要不急の渡航はできる限り控えるよう呼びかけています。
さらに政府は、特定の地域でワクチンの接種率が低いことに言及し、副反応が起こるケースはまれだとして、積極的なワクチン接種を呼びかけました。
文・訪日ラボ編集部/提供元・訪日ラボ
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