こんにちは。かめいよしみです。沖縄に行ってきましたのでリポートしますね!
目次
スケジュール
旅のきっかけ
1日目:南部
2日目:北部
3日目:首里城ー糸満ー瀬長島
最後に
スケジュール
1日目 那覇空港==ひめゆりの塔==おきなわワールド==海中道路=ブエノチキン==北谷ホテル
2日目 ホテル==古宇利島==美ら海水族館==道の駅許田==那覇市内ホテル
3日目 首里城==道の駅いとまん===瀬長島==那覇空港
(記号:==車)
旅のきっかけ
「両親が元気なうちに一緒に旅行に行ったほうがいい」
この言葉を聞いてから結構な年月が経ってしまいました。みんなが口をそろえて「足が動くうちに」といいます。気付けばうちの父はもうすでに10分以上歩くと足が悲鳴を上げます。元気なうちにと思って両親に旅行のプレゼントはしていたのですが、まだ一緒に行ったことがなかったのです。
という事で今回は両親と一緒に家族旅行!私は何度も行ったことのある沖縄ですが、両親は初めてなのでスタンダードで足にやさしいゆったり行程にてご案内です。
1日目:南部
旅開始の前日、空港近くの送迎付きホテルに泊まりました。朝食は送迎車の中で父が作ってくれたサンドイッチをもぐもぐ食べながら那覇空港に向かい、いざ出発です。
那覇空港到着は10時半。父はすでに到着口までの移動でぐったり。お昼は朝ごはんにしっかりサンドイッチを食べたこともあり、ポークたまごおにぎりの専門店『ポーたま』さんでテイクアウトしました。ポーク卵おにぎりは四角くて、いわゆる「おにぎらず」になっており、具がスパムと卵焼きといった感じです。沖縄ではコンビニ等にもありますが、やはりこちらの実際注文してから作ってくれるポーたまが格段においしい!今回は油みそが入ったぽーたまを買ってレンタカーに乗り込み、いざ出発です!
沖縄に来たときは、まず南部へと決めています。南部へ向かう途中きれいな青い海が見えてきます。このきれいな島は昔唯一の地上戦が行われました。その地上戦はありったけの地獄を一つにまとめたともいわれます。その事をきちんと頭でも心でも知るために、ひめゆりの塔へ向かいました。
ひめゆりの塔
空港はあんなにも賑わっていたのに、ここはとても静かでした。ひめゆりの塔の近くにはお店がたくさんあり、駐車場はそこのお店の駐車場を借りることになります。無料のところもあれば有料のところもあるみたいです。しんと静まり返ったひめゆりの塔の前の壕を見て、この中で命を落とした87名の人のことを思いました。父も母も初めてでしたので資料館へ。本当は、平和記念公園にも行きたかったのですが、少し歩くのでひめゆりでの時間をしっかりとって勉強しました。中には壕の中から見た原寸大のジオラマ等があり、その頃のことを思うと言葉になりませんでした。
今から3日間観光させていただくこの土地は、過去にどんなことがあってその祖先の人々がどんな思いをしたのかをしっかり感じることができました。
<ひめゆりの塔>
- 開館時間:9:00-17:25 (入館は17:00まで)、年中無休
- 入館料:大人310円、高校生210円、小・中学生110円 ※2021/4/12より、それぞれ450円、250円、150円に改定。
プロのエイサー集団が躍る迫力あるエイサー:おきなわワールド
ひめゆりの塔をあとにして次に向かったのはおきなわワールドです。こちらは、玉泉洞という鍾乳洞と王国村という昔の沖縄にタイムスリップできる施設とエイサーのショーの施設に分かれています。今回は父の足の調子が悪く歩けなかったので、玉泉洞と王国村は断念してエイサーのショーを見に行きました。ショーは1日3回公演(公式HPにて事前にご確認ください)でしたので時間に合わせて向かいました。なんとショーを見るだけなら無料なんです!という事で迫力あるプロの人が演じる伝統芸能をみることができました。
エイサーはもちろん、古典舞踊や獅子舞も見ることができ沖縄の伝統芸能をぎゅっと詰めたような時間をお過ごしいただけます。大きな太鼓が出てきたときはびっくりしましたが、その音の迫力に感動しました。また、お土産屋さんもあったのでそこでハブボールというハブのエキスの入ったハイボールとシークヮーサーサワーを買って父と母に。レンタカー運転手の私はさんぴん茶をいただきました。
<おきなわワールド>
- 営業時間:9:00~17:30(最終受付16:30)
- 入園料:フリーパス券(入園券&ハブ博物公園)大人1,700円/小人850円、入園券(玉泉洞&王国村)大人1,300円/小人650円、ハブ博物公園券 大人650円/小人330円
※エイサーショーの動画撮影は禁止です。ご注意ください。
ブエノチキン
さて、夕方にブエノチキンを予約していましたので取りに行きました。ブエノチキンとは沖縄県民の大好きな若鳥の丸焼きです。予約しないと売り切れの場合が多いので予約をお勧めします。鳥の中にはニンニク等がはいっていて、じっくり焼き上げた鳥はホロホロです。某各県のおすすめ食材をご案内するテレビ番組でも取り上げられたほどの県民が熱愛するブエノチキン。
これは、鳥の丸焼きを持ち帰り用に切ってもらい詰めてもらったものです。上に乗っているのはニンニクです。車の中はブエノチキンの香りが充満。もうよだれが出そうです。ここで両親がとてもお土産を気にしている様子。国際通りで買おうねと伝えていたのですが、とても心配そうなので、一旦アルコールやお菓子の調達も兼ねてスーパーに寄りました。両親の買い物心がここで爆発。スパムや黒糖やジューシーの素、A1ソースなどをしっかり買っていました。私は夜飲む用のオリオンビールとこの3日間飲む用のさんぴん茶2L。そしてお総菜売り場で天ぷらを少しつまみ用に買いました。お土産を買って両親は少し安心した様子。
そんなこんなで宿入りは17時に。アメリカンビレッジ近くにある宿へ向かいました。
ホテルと夕食とお散歩と
本日の宿泊先は、ラ・ジェント・ホテル沖縄北谷。アメリカンビレッジまですぐのホテルです。
このホテルにした理由は、アメリカンビレッジまでトゥクトゥクの無料送迎があるからです。旅はやっぱりいつもとは違う体験をすることでより深くなるんじゃないかなぁと思って取り入れました。部屋はオーシャンビューでバルコニー付き。アメリカンビレッチ近くのビーチでは夕日がきれいに海に沈むのを見ることができるので運が良ければそれが部屋から見れるかもと思ったのです。
チェックインしてトゥクトゥクの時間を調べます。ウエルカムドリンクならぬウエルカムアイスがあったのが沖縄っぽい!という事で部屋に入ったらなんと海が見えるという事は夕日も見られますね!海側まで出ないといけないかなと思ったり、父の足の調子が悪く、父だけ部屋でお留守番してもらおうかと悩んだりしていたので嬉しかったです。
という事で部屋でビール片手に夕日を見ました。その後夕食へ。人気の居酒屋さんを予約しました。トゥクトゥクで居酒屋まで向かい、羊の刺身やふーちゃんぷる、モズクの天ぷら、泡盛、とうふよう等沖縄の郷土料理をたくさん食べました。父は帰りはタクシーで私と母はアメリカンビレッジを散策しながらホテルに向かいました。途中お店の人に今夜花火が上がるところを教えてもらいました。場所を聞くとホテルから見えそうな位置です。花火が上がる前にホテルに帰り、室内から綺麗な花火を見ることができました!
こちらがホテルの部屋から見えた花火。とってもきれいでした。部屋のバルコニーから花火を見て終わる一日になって、本当に素敵な思い出になりました。部屋でビールとブエノチキンを食べながら沖縄の夜は更けていきました。
<ラ・ジェント・ホテル沖縄北谷>
- 住所:沖縄県中頭郡北谷町美浜25-3
- TEL : 098-926-0210
2日目:北部
朝から散歩をしました。アメリカンビレッジが近いのでお散歩も異国情緒たっぷり!楽しく過ごしてホテルで朝食。ホテルの朝食も沖縄っぽいバイキングでした。紅芋のバターやタコライス等朝から沖縄を満喫。たくさん食べすぎておなかいっぱいです。今日は、ホテルを出発して北部の観光へ向かいます。
青い海と季節外れのパイナップルを探して
沖縄に行ったのは10月。パイナップルのシーズンは夏なのでだいたい9月ぐらいで終わってしまいます。ですが、うちの母どうしてもパイナップルが食べたいと、、、。出発前に道の駅許田に電話してパイナップルありますか?と確認したのですが、もうないですよ~と言われていました。パイナップルは南部の赤土がある場所でつくられているので、探すなら南部でと思っていたのです。パイナップルを探すなら今日しかないと心の中で思いながらレンタカーを運転します。
まずは、海のきれいな古宇利島(こうりじま)に向かいます。昼過ぎに干潮になるので出来るだけ午前中に行っておきたかったのです。ホテルを出発して、いざ青い海、古宇利島へ。高速を利用していきましたが、許田インターを降りてから両親のテンションが車の中で一気に上がりました。青い海をみるとやっぱりテンションが上がりますね。
古宇利島
許田インターを降り、そこからずっと国道を進みます。車の中では先ほど青い海をみたので否応なしに期待が高まります。そして、サトウキビ畑を通り、途中車を止めて写真を撮り進みました。やっとあらわになった青い海と白い砂浜。古宇利大橋手前のパーキングに車を止めて写真タイム。両親ともに砂浜まで下りて写真を撮りました。
古宇利大橋を渡ると左手に、私が「もしかしたらパイナップルがあるかも」と期待していたふれあい市場があります。橋を渡ったので島を回りたいと気持ちがはやる両親でしたが、私にはどうしても目的があります。強制的にトイレ休憩という名目で車を停めました。そこには、今年最後と思われるパイナップルがありました!!島バナナとパイナップル!試食もさせていただいて母も満足の様子。食べてみたかった島産のパイナップルを買って家に送っていました。よかったよかった。
母も今までたくさん苦労して私を育ててくれたので、母の唯一の望み・パイナップルはできれば実現したかった!私もよかったです。ブルーシールのアイスクリームも買いました。シークヮーサー、うべ、さとうきび味を堪能。
次は美ら海水族館へ向かいます!
美ら海水族館とはじめての〇〇、そしてホテルへ
美ら海水族館は海洋博記念公園内にあります。バリアフリーも完備されています。ただ父は足が限界の様子ですが、車いすを借りるのは嫌なご様子。駐車場から水族館にいくだけでもひと苦労の様子でした。
それでも水族館に入るとたくさんの魚に目を奪われていましたが、足の悪い父と興味津々の母ではどうしても見る速度が違います。途中、椅子があるので父はそこに座り私たちが来るのを確認しては次の椅子の場所へ移動といった感じの見学になりました。美ら海水族館最大の水槽黒潮の海の前にはたくさんの椅子があります。まるで大きなその水槽を映画館のように見ることができる位置に椅子があるのです。今回私と母はオキちゃん劇場でイルカのショーを見たかったので、父にはこの黒潮の海でゆっくりしてもらい、その後イルカのショーが終わるぐらいになったら駐車場下で待ち合わせることにしました。
海洋博記念公園はとても広く1日遊ぶことができます。近くには備瀬のフクギ並木があります。ここでは、水牛にのってフクギ並木を楽しむこともできます。今晩ステーキの夕食を予約していたので、夕食前に父にホテルで休憩してもらったほうがいいかもと思ってここを出てからホテルへ向かうことにしました。途中に道の駅許田があります。ここの三矢のサーターアンダギーが大好きなのと昼食を食べていなかったので、遅めの昼食を食べに寄りました。
やはり人気の道の駅だけあって、入るために渋滞が!?中に入るまで10分程かかりました。ここでソーキそばとサーターアンダギー、そして紅ショウガの天ぷらとモズクの天ぷらを買って小腹を満たしました。紅ショウガの天ぷらは、玉ねぎなどの野菜のかき揚げの具の一つとして紅ショウガが入っています。初めて食べたのですが、とってもおいしくて今度から家での天ぷらの時にもこれにしようという事で意見が一致しました。サーターアンダギーを食べた母は、今までお土産でもらったものと全然違うと感動し、ここでサーターアンダギーの箱買いをしていました。ソーキそばも初めて食べたのですが、とても味がしっかりしていておいしかったです。
<美ら海水族館>
- 営業時間:8:30~18:30
- 料金:大人1,880円、中人1,250円、小人620円
- TEL:0980-48-3748
ホテルとステーキとお買い物と
今回父の足の調子がとてもよくないので、15時チェックインを目指してホテルに入りました。那覇市内のホテルで早めに入ると駐車場の心配がなくていいですね。那覇市内のホテルではホテル隣接の駐車場が少なく、遅く入ると近隣の駐車場まで止めに行く事もあります。今回は国際通り入り口まで約10分程のホテルでした。
まずは、チェックインしてお部屋でゆっくりします。両親ともに牧志公設市場に行きたいという希望があったので、17時半くらいにホテルを出てタクシーに乗って公設市場へ向かいました。公設市場は移転していてとても新しくなっていました。月曜平日の夕方という事で、コロナの影響かすでに閉まっている店も多くありました。両親も少し残念だった様子。という事で国際通りでお土産の買い物をしました。閉まっている店も見受けられましたが母とお買い物を楽しみました。
今日の夕食はステーキ。せっかくなのでパフォーマンスに定評のあるサムズさんを予約しました。ドンキでも買い物をしたので、今回はマウイ店かセーラーイン国際通り店か迷いましたが、昔ながらの雰囲気の方が両親も安心なのではと思いマウイ店でお願いしました。夕食も済ませホテルに戻りちょっとゆっくりしました。
3日目:首里城ー糸満ー瀬長島
昨日早く寝てしまったので早く目覚めてしまいました。波の上のビーチで地元の人が集まってラジオ体操をしていると聞き参加しに行ってきました。
朝食はホテルでは食べず、24時間営業の沖縄県民熱愛の食堂へ。沖縄ではちゃんぽんは麺ではなくてごはんというのを聞いていたので今回どうしても食べたかったのです。
こちらがちゃんぽんです。ごはんが見えませんが、ご飯の上にこのひき肉と玉ねぎなどの野菜と卵がいためられたものが乗っています。
私の知っているちゃんぽんとは似ても似つかない形。スープもなくお味噌汁が別でついてきました。一口食べると上の野菜にはしっかり味がついていて、ごはんと一緒に食べるとちょうどいい感じ。そういえば、那覇空港の1階で見たお弁当は、ご飯の上にこれでもかというほどおかずがのっていて、その上から蓋をしめるのでもうおかずの形が残らないくらいぐらいつぶれてるという状況でした。沖縄の人はもしかするとご飯の上に何か乗せるのがすきなのかもしれませんね。こちらでは、オムライスのようにご飯を包むか、バラずしのように混ぜ込むか、イナリのように袋に入れるとかが多く、乗せるという事が少ないのでちょっとびっくりしてしまいました。
首里城
そして向かった先は首里城。この日のために2,000円札を用意しました。一緒に守礼の門と2,000円札で写真を撮りたかったのですが、遠近感がうまくつかめず素人には難しかったです。首里城では車いすも借りられますが、父は断固拒否という事で守礼の門まで一緒に行き写真を撮ってから母と私だけ首里城の方に向かいました。父も駐車場の施設で楽しんでいたようです。母と焼け跡になってる首里城を目の前にし火事の大きさを目の当たりにしました。
<首里城>
- 営業時間:8:30~18:00
- 料金:大人400円、中人300円、小人160円
- TEL:098-886-2020
糸満
そして次に訪れたのが道の駅いとまん。農作物等はこちらで買うと決めていたので行きました。おさかなセンターでは沖縄の貝や青い魚の刺身などを食べることができます。どんぶりに入ったご飯なども売られているので、好きな具で海鮮丼も作れます!今回はどんぶりにはせずお魚を食べました。
沖縄の貝はいつも食べる貝類とは違って、しゃくしゃくした触感でした。甘みもあってこんな貝はじめて食べたなぁと思いました。青い魚のお刺身は、うちの父が毒があると言い出しましたが、強制的に食べさせました。もちろん毒はなかったです(笑)ばくだんかまぼこというテニスボールぐらいの丸い蒲鉾があって食べてみたら中にご飯が入っていました!!びっくりおなかにたまるかまぼこです。
瀬長島
そして旅の最後に訪れたのが『瀬長島』。ここは那覇空港の滑走路が見える島です。今回あまり歩けなくてさみしいこともあっただろう父。その父が好きなのが飛行機です。飛行機を見に空港に行くほどの飛行機好き。もちろん自衛隊等の航空ショーも調子がいい時にはいくようです。
父のためにも今回最後に、この滑走路が青い海の先に見える島であり、飛行機の離発着が見える島、そして観光としても歩かなくて楽しめる島である瀬長島に案内しました。
飛行機や戦闘機の離発着が本当に近くで見ることができます。父はiPad片手にひたすら動画を撮っていました。3日間の中で一番うれしそうに喜んでいる父を見てよかったなぁと思いました。
最後に
周りの人が言っていた体が動くうちに両親と旅行を...その言葉が身に沁みました。もっと早く一緒に旅行にいけばよかったなと反省しました。でも、これから先今が一番若い。そう思うともうこれ以上後悔しないように一緒に旅行に行こう、そう思いました。
これから先、体の自由がなかなか聞かなくなっても、きっと思い出話で笑える時が来る。その時のためにも、そして今のためにも、少しずつ近くでもいいので旅行をしようと思いました。今回の旅行の写真は印刷し、言葉と一緒に旅のしおりを作って両親に渡しました。きっとこれを見ながらあの時はよかったねと話せるときが来るのでしょう。
たくさんの思い出を作れるようにこれからも旅をしようと思います。
文・写真 かめいよしみ/提供元・たびこふれ
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