マイナポイントの今後。事業成功の鍵となるのは?
マイナポイント事業は失敗だったのだろうか? 1人あたり最大5,000円相当のポイント還元は確かに嬉しい。年齢制限も所得制限も何もない、誰もが対象だ。にもかかわらず、進まないのはなぜか。このコロナ禍で、正直それどころではない、と思う国民も多いことだろう。さらにマイナンバーカードへの不安感がいまだ払拭できないという人も多いに違いない。つい先日も3月から健康保険証としてマイナンバーカードが利用できるようになる予定だったが、データの誤入力などが多発し、本格運用は10月からに延期されたばかりだ。
それでも失敗と決めつけるのはまだ早いかもしれない。2020年に経済産業省が実施した「キャッシュレス・ポイント還元事業」は事業をきっかけにキャッシュレス決済が広く普及し、成功だったと言えるだろう。キャッシュレス事業者もお得なキャンペーンを次々に打ち出し、普及の一翼を担った。ポイントに惹かれキャッシュレス決済を選ぶ人が多かった。
もしもさらにマイナポイントが大幅にポイント付与されれば、まだまだポイントを求めて発行する人も増えてくることだろう。今回の事業を打ち出してもいまだ過半数にも満たないマイナンバーカードの普及率、目標を達成するために今後はさらなるポイント付与が打ち出される可能性も否定できない。まだ申請していない人は、いま申請すべきかさらなるポイント付与に期待して様子を窺うべきか。しっかりと見極めながら、申請のタイミングを図っていただきたい。
参照元:マイナポイント、対象となる申請期限が変わりました【マイナポイント事業】
文・オトナライフ編集部/提供元・オトナライフ
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