メルセデス・ベンツの100%電動コンパクトSUV「EQA」の日本発表に先行して特別仕様車「EQA250エディション1」の注文受付をスタート。販売台数は50台限定
メルセデス・ベンツ日本は2021年4月2日、EQCに続く純電気自動車第 2弾となる「EQA」の発表記念特別仕様車「EQA250エディション1(Edition1)」の注文受付を、「EQA 特設サイト」を経由し、全国のメルセデス・ベンツ正規販売店ネットワークを通じて、同日より開始した。車両価格は790万円に設定。販売台数は50台の限定だ。
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新世代のフルEVとなるEQAは、その車名が示す通り、コンパクトSUVのGLAクラスをベースとする新しい電気自動車である。基本骨格はGLAに採用するMFA2プラットフォームを基本に、EVユニットを搭載するための改良を実施。EQA250のパワートレインは最高出力140kW/最大トルク375Nmを発生するモーターをフロントに、容量66.5kWhの駆動用リチウムイオンバッテリーを押出成形のフレーム内に収めてフロントアクスルとリアアクスルの間のフロア下に配置し、前輪を駆動(FF)する。航続距離はWLTPモードで426kmを実現した。
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エクステリアについては、メルセデス・ベンツのデザインの基本思想である「Sensual Purity(官能的純粋)」をコンパクトSUVのなかでさらに突き詰め、シンプルかつシームレスで、すべてが1つの塊に溶け合ったような先進フォルムを創出する。各部のディテールも印象的で、フロント部には大型のブラックパネルを組み込み、その上端には左右のマルチビームLEDヘッドライトを繋ぐデイタイムドライビングライト光ファイバーのチューブを設定。リアのLEDコンビネーションランプも、左右を光ファイバーのチューブでつなぐ。空力特性も重視し、パネルで覆ったフロントグリルやエアロダイナミクス性能を追求した前後バンパー、シールドを施したアンダーボディ、エアロホイールなどを採用して空気抵抗係数(Cd値)は0.28を実現した。
また、今回設定されたEQA250エディション1は、スポーティでスタイリッシュなAMGエクステリアを採用し、ポーラーホワイトのボディカラーに対して、ハイグロスブラックのアクセントが入ったフロントスポイラーリップやサイドスカート、ドアミラーハウジング、ルーフレールなどを組み込んで、より引き締まったルックスを演出する。一方、足もとには空力にも配慮しつつ繊細なデザインで仕立てたAMGマルチスポーク20インチアルミホイールを、Edition1専用のローズゴールドにペイントして装着。アジャスタブルダンピングシステム付のスポーツサスペンションも組み込む。さらに、Aピラーの下端部にはEdition1専用バッジを特別装備した。
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内包するインテリアは、上質でありながら先進的なEQモデル独特のデザインで構成する。インパネには1枚のガラスカバーで融合された大型ディスプレイをセット。また、EQA250エディション1ではシルバークロームのエアアウトレットの内部リングやナバグレー/サイバーカットブルーのレザーシート、ナバグレーレザーのドアパネル中央部トリム、ブルーアクセントのエッジ入りフロアマットなどを特別装備する。さらに、パノラミックスライディングルーフやMBUX ARナビゲーションシステム、ローズゴールド意匠キーなどを標準で採用した。
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なお、EQAの日本での正式発表は、本年4月末を予定している。
Writer:大貫直次郎
提供元・CAR and DRIVER
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