目次
▼新車で買えるトヨタのSUVは8車種
▼ライズ
▼ヤリスクロス
▼C-HR
▼RAV4
▼ハリアー
▼ランドクルーザー プラド
▼ランドクルーザー
▼ハイラックス
新車で買えるトヨタのSUVは8車種
トヨタのSUVは現在全8車種。国産の自動車メーカーとしては最大手のトヨタは、SUVのラインナップも幅広いユーザー層を想定したガッチリとした布陣を固めています。
ライズ
トヨタ ライズは、トヨタSUVの中で、最もエントリーしやすい価格に設定された車種です。ダイハツ ロッキーとはOEM供給を受けている兄弟車にあたります。
概要
レジャーも街乗りもバランスよくこなすコンパクトSUVで、新世代プラットフォーム「DNGA」による安定性や高い剛性を誇ります。
開発コンセプト「アクティブ・ユースフル・コンパクト」が示す通り、ボディは随所の角ばったデザインでタフギヤ感を演出しながらも、5ナンバーサイズで取り回しが良く、ラゲージスペースも十分に確保されています。価格帯も168万~228万円と安く、若年層ファミリーユーザーを狙い撃ちにする1台。
装備や性能は、扱いやすいさと、安全装備を中心として、SUVのなかでも街乗りを強く意識したモデルに仕上がっています。
評価
エントリーモデルということもあり、圧倒的な性能ということはありませんが、豊富なカラーバリエーションや、SUVらしい積載容量はやはりコンパクトカーとは一線を隔すものになっています。
ユーザーからは、トヨタの狙い通りアクティブな外装と扱いやすいコンパクトなボディに高い評価を得ています。
また、1Lの直3ターボエンジンは程よい加速と伸びで軽快な走行感覚を生み出し、ハンドリングもDNGAの恩恵からか応答性に優れるとのこと。一方、外観が上位クラスのRAV4と似ているだけに、フロアまわりの剛性感を含む乗り心地や悪路走破性は課題が残る惜しい部分だと指摘する声も。
ヤリスクロス
ヤリスクロスは、ライズより少し大きめのSUVで、コンパクトカーのヤリスと多くを共有している比較的新しいモデルです。
概要
価格帯もライズに近く、同社内でライバル関係が出来上がっていると考えても良いでしょう。ライズの予算に数十万円プラスできるのであれば、こちらがオススメ。
ヤリスクロスはヤリスシリーズとして販売されており、エンジンなどは同じ部品を共有していますが、足回りについては変更点がみられ、大きなタイヤや、可動域が大きいサスペンションなど、SUVの要素が盛り込まれているなど、違う点が多々あります。
ヤリスシリーズの中では、少し毛色が違うと感じる人も多いでしょう。
評価
トヨタハイブリッドの車種のうち、ヤリスシリーズはそのエントリーに位置付けられます。ハイブリッドのSUVが欲しいと考えると、ヤリスクロスは、C-HRや、ホンダ・ヴェゼル、日産・キックスより安価なため、買いやすい車種になっています
本格的なSUVという訳ではありませんが、SUVの雰囲気を味わうには十分で、ヤリス譲りの低燃費です。ライズより高機能で、C-HRより安価なヤリスクロスは、お買い得車といえます。
C-HR
トヨタ C-HRは、プリウスと同じプラットフォームをベースに開発された、「TNGA」第2弾となるコンパクトSUVです。
概要
ダイヤモンドをモチーフにしたキャラクターラインや、クーペスタイルのルーフラインなど、独創的な外観が特徴的です。デビューから5年が経過したC-HRですが、そのデザインはまだまだ現役といえます。
FF駆動車には1.8Lガソリンエンジン+ハイブリッドシステム、4WD駆動車には1.2Lダウンサイジングターボがそれぞれ搭載。安全装備も充実しており、街乗り派とアウトドア派の住み分けも万全。です。
評価
C-HRのユーザーは、外観デザインの迫力や、存在感がありつつも小回りが利く絶妙なサイズ感に満足しているようです。とくにグリップやハンドル操作のレスポンスが優れていて、山道や高速道路での走行性能する声が多い印象でした。
ただし、走行性能の高さが逆にエンジンパワーの物足りなさを感じさせるジレンマがあるという意見も。ほかにも、独特なデザインのため犠牲になった後部座席のスペースを残念がるレビューが多く、ファミリーユースには向かないようです。
RAV4
トヨタRAV4は、1994年に初代が発売したRVブームの火付け役。
その後、しばらくは海外でのみ販売されていましたが、2019年のモデルチェンジを機に日本市場でも販売を再開。現在は世界戦略車として活躍するクロスオーバーSUVです。
概要
現行5代目からはプラットフォームやパワートレインのすべてが刷新され、基本性能が大幅に向上し、プラグから充電できるPHV(プラグインハイブリッド)も追加。
ハリアーと同じコンポーネットながら、価格は半分で、PHVモデルもあるということから、お買い得車といってよいでしょう。
アクティブなシティカーと無骨なオフローダーが見事に融合したデザインも含め、日本市場への復帰と同時に日本・カーオブザイヤー2019を凱旋受賞しました。レジャー・アウトドアなどに活発な若年層に大人気のモデルです。
評価
RAV4の試乗者・ユーザーの多くは、デザイン・走行性能・乗り心地・セーフティ機能・燃費のすべてに平均より高い評価を付けています。
とくに乗り心地が絶賛されており、シートのホールド感や静粛性、振動の少なさから、長時間運転でも疲れないつくりとのこと。
雪道試乗レビューを見ると、3種の4WDシステムの内、トルクベクタリングAWDが頭ひとつ抜けており、滑りやすい路面での操縦性が非常に高いことが伺えます。
ハリアー
ハリアーは、1997年に誕生した国産プレミアムSUVの先駆車的存在です。それまでは無骨な車両が多かったSUV市場に、都会派として参入し、現在のSUVブームにつながるきっかけとなりました。
概要
トヨタのSUVラインナップではミドルサイズクラスに相当し、、重厚感・高級感漂う外観とSUVの走破性を融合させたパッケージ性に加え、室内空間やラゲージスペースも十分に確保されています。
内装のインパネ周りはソフトパッドと合成皮革を使用し、ステッチが入ることで本革さながらの上質感を演出。同クラスのタフギヤ・RAV4とは対照的に、オーナーの所有欲を満たす優雅で洗練された1台です。
評価
ハリアーのユーザー評価を見ていくと、オーナー以外も含むレビュアーの多くが、内外装に行き渡る高級感の演出に説得力を感じているようでした。
室内の居住性も高く、前席はホールド感に優れ、全体で見ても乗員4人がゆったりと過ごせる広さとのこと。目立ったのは、剛性の弱さからくる乗り心地の硬さや静粛性の低さ、そして後方視界の悪さに関するマイナス評価。デザイン上の問題や、10年近く前のプラットフォームを使っている兼ね合いで仕方ない部分もあるようです。
ランドクルーザー プラド
トヨタ ランドクルーザー プラドは、ランドクルーザー70系からライトなワゴンタイプとして派生し、以降独自の路線を進む大型SUVです。
1984年に発売されたランドクルーザー・ワゴンという車両が基となっています。
概要
現行の150系からはプレミアムテイストが付与され、都会的なデザインを構えつつも、耐久性と走破性に優れた本格オフローダーとしてファンから愛用されています。
クリーンディーゼル車や7人乗り3列仕様の分岐でラインナップは豊富。アウトドア好きの壮年層(30~40代)から支持されています。
最初は小さなランドクルーザーというイメージでしたが、モデルチェンジがされるごとに巨大化。今では過去のランドクルーザーよりもサイズが大きいながらも、価格は比較的安価であるため、お買い得な仕様になっているといえます。
評価
ランドクルーザー プラドのユーザーレビューを眺めると、燃費がよくトルキーなディーゼルエンジン搭載グレードに高い評価が寄せられている印象。
アクセルレスポンスは鈍重な反面、力強く前へ進む感覚には頼もしさがあり、段差やうねりの大きい道を駆けてもびくともしない剛性の高さは、多くのドライバーに安心感を与えているようです。
しかし、高級感のある外装が好感触なだけに、内装のシンプルさがチープに感じるというマイナス評価が一定数みられました。
ランドクルーザー
トヨタ ランドクルーザーは、「陸の王者」の別名をもつ世界的なクロスカントリーモデル。
どの性能をとっても、ランドクルーザーに代わる車両は、現在の国内にありません。軽自動車唯一とも言えるジムニーのように、ランドクルーザーは国産SUVとしてはトップクラスです。
概要
全長約5mに全高約2mのボディは並みのスケールからかけ離れており、3列シート車なら最大で8人が乗車可能な大型キャビンに高い静粛性も加わります。
全車V8エンジンにフルタイム4WDを採用するなど、道なき道でも進み続けるための技術が凝縮され、燃費や取り回しの良さはほとんど犠牲に。SUVに強いこだわりをもつ層や、降雪地での安全を第一に考える層に選ばれています。
評価
ランドクルーザーを試乗・購入したユーザーは、まず外観の圧倒的存在感や乗り込んだ際の高い視界に言及していました。地上を制するには申し分ないスケールでドライバーからは好評ですが、地上高の高さが子どもの乗り降りを困難にするという声も。
実際にオフロードを走行したレビュアーによれば、雪道・砂浜・砂利道・急勾配のあらゆる悪路を問題なく走破したとのこと。燃費の悪さや市街地での扱いにくさをマイナスポイントとしてあえて触れるレビューは流石に少ないようです。
また、人気車種故に盗難件数では常に上位をキープしています。兄弟車であるレクサス LXと合算すれば、日本損害保険協会の示すデータのおよそ30%の盗難がランドクルーザー系へと偏ります。
ハイラックス
トヨタ ハイラックスは、高い走破性や耐久力が世界的に評価されているピックアップトラックですが、トヨタ公式HPではSUVのラインナップに含まれています。
国際的な超ロングセラーモデルで、初代が登場したのは1968年のこと。当時は消防車などにも使われていた車両で、その信頼性の高さが伺えます。
日本国内では過剰スペックとされ、市場から一時期撤退していましたが、2017年に国内復活を遂げています。
概要
座面の高いダブルキャブの後方には、荷物固定用のフックがついたデッキがあり、その最大積載量は500kg。明確に「プロ仕様」を提題としており、林道や農道での仕事や長距離の物資運搬に力を発揮します。
人気の理由はなんといってもそのタフさ。2021年のダカールラリーでは、チームトヨタから参戦した5台が全て完走するなど、耐久性に優れた車種であることがわかります。
国内販売されるピックアップには、これに近いモデルはもう残っていません。唯一無二の存在といってよいでしょう。
評価
ハイラックスを運転するレビュアーは、一度道路に出てしまえば外観のイメージよりは扱いやすいと口を揃えます。リアは突き上げが多少あり、後部座席が狭い点も相まって大人数での移動には向かないようです。
パワーや走破性は言うまでもないとして、ワインディングが楽しい足回りセッティングやまったくブレない車両剛性はアウトドア派から絶賛の嵐。
1ナンバー車のため初回2年&以降毎年の車検がありますが、その煩雑さを受け入れるだけの価値がハイラックスにはあるとのこと。
文・MOBY編集部/提供元・MOBY
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