2021年1月および2月の欧州市場でプジョー208が販売台数第1位を獲得。SUVモデルの2008も第4位にランクイン
ステランティスは2021年3月29日(現地時間)、プジョー・ブランドのBセグメントに位置する主力ハッチバックモデルの208が、欧州市場において2021年の最初の2カ月の車名別販売台数で第1位に輝いたと発表した。
2019年3月開催のジュネーブ・ショーでワールドプレミアを果たした第2世代の現行208は、2020年ヨーロッパ・カー・オブ・ザ・イヤーを受賞するなど市場で高評価を獲得。また、新設計のe-CMPプラットフォームを採用したフルEVのe-208も、非常に高い人気を誇っている。今回、208が単月および累計の両方でトップになるのは、プジョー・ブランド史上初の快挙だ。
一方、208と基本コンポーネントを共用するコンパクトSUVの2008も好セールスを記録。2021年では単月で第3位、累計で第4位に位置する。市場全体では21%もの減少を示す中で、前年の2020年比で販売台数を64%も増加させているのだから、その人気ぶりが窺い知れるところだ。
プジョー・ブランドの車両がこのような高いポジションを占めるのは、2008年3月以来、約13年ぶりの成果だという。プジョーは本年2月に“PEUGEOT LION ROARS LOUDER”と称して新デザインのブランドロゴを導入し、電動化時代に向けた新しい戦略を続々と打ち出しているが、今回の208と2008の好セールスは、この勢いをさらに盛り上げることにつながるだろう。
Writer:大貫直次郎
提供元・CAR and DRIVER
【関連記事】
・「新世代日産」e-POWER搭載の代表2モデル。新型ノートとキックス、トータルではどうなのか
・最近よく見かける新型メルセデスGクラス、その本命G350dの気になるパワフルフィール
・コンパクトSUV特集:全長3995mm/小さくて安い。最近、良く見かけるトヨタ・ライズに乗ってみた
・2020年の国内新車販売で10万台以上を達成した7モデルとは何か
・Jeepグランドチェロキー初の3列シート仕様が米国デビュ