最近何かと話題の「ワーケーション」。ワーケーションとは「ワークしながらバケーションで旅も楽しむ」というものですが・・・
それって、遠くで働く「在宅勤務」?
移動距離の長い「テレワーク」と何が違うの?
話題にはなっているけれど、フリーランスや個人事業主の方はともかく、サラリーマンでやっている人の話ってなかなか聞かない。
実際どんなモノなのか気になっていたので、プチですが実践してみました!
目次
行き先は長崎県「五島」
組んでみたスケジュール
バケーションとしての楽しみは?
ワークする環境は?
ワーケーションをやってみて気づいたこと①
ワーケーションをやってみて気づいたこと②
最後に、ワーケーションの今後の普及のために
行き先は長崎県「五島」
ワーケーションを実践する場所は、和歌山県「白浜」と並び「ワーケーションの聖地」と称される(自分調べ)長崎県の五島にしました。
理由は前から五島に興味があったことと、友人の友人レベルで繋いでいただける人が現地にいたので決めました。
組んでみたスケジュール
週末を絡めて、土曜日出発~火曜日帰着の4日間。土曜の14時頃現地に到着し、火曜日の昼頃現地を発って羽田には16時過ぎに到着。
土日はバケーション、月曜はワーク、火曜日は半分ワーク、半分バケーションというイメージで過ごしました。
残念ながら私の勤めている会社では、制度としてのワーケーション導入はまだ無いので、月曜は在宅勤務扱い、火曜は午前中在宅勤務、午後は半日休暇を取得する形でマイルを使ってこっそりワーケーションしてきました。
バケーションとしての楽しみは?
もともと一人旅も好きなので、島の中心部を歩いて廻ったり、日曜日はレンタカーを借りて島をぐるっと一周したり、日本最西端にある温泉につかったり、潜伏キリシタンから派生した教会群を巡ったりと、島ならではの風景を堪能。
海の幸、幻の五島牛など島の味覚も満喫!!ひとりメシもありましたが、事前に繋いでいただた「友人の友人レベル」の方とも一緒に酒を酌み交わし、情報交換をしたり、趣味の話で盛り上がったりと充実した時間を過ごせました。
ワークする環境は?
今回はいわゆる「民宿」と「ホテル」の2パターンに分けて宿泊してみました。
民宿かんこう
「民宿」タイプはレンタカー屋さんの2階が宿泊部屋になっている「民宿かんこう」。
床に布団を直接布団を引くタイプで、テーブルは「ちゃぶ台」でしたが、Wi-Fiも問題なく利用出来て(もちろん無料)不自由を感じる事はありませんでした。
▼民宿かんこうの情報
- 住所:長崎県五島市東浜町1丁目21
- TEL:0959-72-8788
SERENDIP HOTEL GOTO(セレンディップホテル五島)
「ホテル」タイプは、ロビースペースにスタイリッシュなコワーキングスペースを持つ「SERENDIP HOTEL GOTO」。
ランドリー設備や電子レンジなど長期滞在にも対応、もちろん客室内もWi-Fi完備です。
月曜日は終日ホテルで業務を行い、オンラインでのミーティングを2本と資料作成やメール・電話対応等、いつもと変わらない業務をストレスなく行うことができました。
▼SERENDIP HOTEL GOTOの情報
- 住所:長崎県五島市武家屋敷1-7-12
- TEL:0959-72-3151
ワーケーションをやってみて気づいたこと①
~会社の椅子はエライ!!~
ワークはほぼ自分の部屋で行いましたが、ホテルの客室やコワーキングスペースの椅子は、オフィスにある椅子の様に終日座ることを想定して作っている訳では無いので、長時間の利用はなかなか・・・。
会社で使っているオフィス用椅子の偉大さを改めて思い知らされました。
ワーケーションをやってみて気づいたこと②
~在宅勤務との違い、最大のポイントは地域との交流!!~
今回、短い滞在ではありましたが、事前に「友人の友人レベル」であっても繋いていただける方を何人か紹介してもらえました。
五島が好きで移住した人、市役所勤務の人、ホテル経営の人など様々です。いわゆる「出張」での訪問なら自分の仕事に関する話題にしかなりませんが、ワーク以外の時間にお会いして、肩ひじ張らずに話すことができました。
仕事に関係の無いお互いの趣味の話や地元の情報(いい面も課題点も)などの話をして行くうちに、自分の中に「地元コミュニティと関わり合いを持っている」という気持ちが芽生えてきました。地に知り合いが出来るとその土地が単なる「旅先」から「自分にとって関わりのある場所」に変化していき、もっと関わり合いを持ってみたいという気持ちが生まれました。
最後に、ワーケーションの今後の普及のために
今、ワーケーションが話題になり、各自治体や施設が誘致のための環境整備を進めていますが、整った環境でワークをして、観光を楽しむだけでは旅先で行う在宅勤務の延長です。
受け入れ先の自治体や手配をする旅行会社などが、現地の人や物やコトと参加者を繋げるプログラムを作ることができれば、参加する人のやりがいや満足感が高まり、知らない場所でワーケーションをする大きな意義に繋がると感じました。
もちろん、ご自身が所属する会社のワーケーション制度導入も大きなポイントですが。
元々ワーケーションに興味があったので、自治体や旅行会社が主催するワーケーションセミナーにも参加した経験はありますが、やはり「10の知識より1の経験」ですね。短い時間ではありましたが、とっても充実したひと時を過ごす事ができました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
五島の基本情報
五島の島たび:https://goto.nagasaki-tabinet.com/
文・写真 なかやん/提供元・たびこふれ
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