こんにちは!かめいよしみです。今回は広島県に訪れました。

目次
・スケジュール
・旅の目的
・瀬戸田でフォトジェニックなお寺?!【生口島】
・仙人が酔うほど美しいといわれる島で人生感が変わる?!【仙酔島】

スケジュール

三原泊~~瀬戸田港<生口島>--耕三寺--瀬戸田港~~三原港--三原駅##福山駅==鞆の浦港~~仙酔島~~鞆の浦港<鞆の浦散策>==福山駅##三原駅

(記号:~~船,##JR,==バス,--徒歩)

旅の目的

アラウンド40(略してアラフォー)のアラウンドって何だ!と思って調べたら【周りを囲んでいるさま。周辺。周囲】となっていました。40歳を囲むわけですから35~44まででしょうか。

だって日本人は四捨五入が好きだから。四入五捨とか聞いたことないですよね!

今回アラフォー独身の私が出掛けたこの日の旅の目的は『人生観を変える』です。フォトジェニックなお寺、日本で唯一の5色の岩、人生観が変わる宿で江戸風呂、を1日で回ります。

(ちなみに生口島と仙酔島で島2つ!さすが瀬戸内!)

瀬戸田でフォトジェニックなお寺?!【生口島】

ホテルから徒歩1分(歩道2つ)ほど歩くと、もうそこは三原港でした。駅から港までも徒歩5分ぐらいです。この港が街に普通に溶け込んでいる姿が、さすが瀬戸内!

早速三原港から生口島へ向かいました。船で生口島の瀬戸田港へ向かいます。朝は通勤の人もいて、船がバスや電車のように人々の足として利用されていることが分かります。瀬戸田までは30分。ゆったり船旅で瀬戸内の空気と旅気分を満喫します。

2.仙人が酔うほど美しいといわれる島で人生感が変わる?!フォトジェニックな寺・耕三寺【生口島・仙酔島】
(画像=『たびこふれ』より引用)

瀬戸田行の船はこんな感じです。

到着後、入り口で『ようこそ瀬戸田へ』の文字に迎えられました。隣にはレモンの絵。

ここ瀬戸田がある生口島は、日本一の生産量を誇る国産レモンの島だそうです。瀬戸田レモンとしてのブランドを確立し、押しも押されぬレモンの産地。国産レモンなら皮まで使ってレモネードやレモンジャムも作れるので買って帰りたいなぁと購買意欲をそそられました。

地図で見ると『商店街を抜けるとそこは耕三寺だった』ぐらいだったのですが、商店街への道がわかりません。ですが、アラフォーですのでこういう時は勘に頼ります。知らない街を訪れると、地図を見ながら歩くより、迷子になってもいいので勘に頼って歩くことにしています。

例えば、太陽が海に反射してキラキラしている景色とか、おうちの番犬がこっちを見ている様子とか、地図や携帯電話をみていると気づかないことに気づくことができますよね。そういったような<そこにしかない空気>を大切にしていきたいと思っています。

ということで勘を頼りに歩いて行くと、商店街っぽい感じのところに出ました!朝が早いせいか、お店はどこもまだ閉まっていました。てくてく歩いているといわゆる商店という感じのお店を発見!中をのぞくと瀬戸田産レモンが5玉で100円!?これは買わねばと即購入しました!(その後、観光の際にだんだん荷物が重くなってきて、帰りに買えばよかったと後悔しましたが、それでも瀬戸田レモンは果汁たっぷりでおいしかったです。)

そのままてくてくと歩き進めると、左手になにやらローストチキンの文字が!!ローストチキンだけで勝負する店のチキンは食べてみたい。こちらは帰りに寄ることを誓って、その場をあとにしました。さらに歩き進めていくと商店街がおわり、その延長線上の横断歩道を渡った先に今回の目的地・耕三寺(こうさんじ)がありました。看板を見なくてもすぐにわかりました。港から約10分程で到着しました。

耕三寺は、大阪の元実業家・耕三寺耕三が慈母への報恩感謝の思いを込めて建立された浄土真宗本願寺派の寺院です。「母の寺」といわれていると書いてありました。拝観料(入館料)は、なんと1,400円。お寺にしてはなかなかけっこうな料金です。でも入り口からこれはものすごいぞという空気は流れていました。中に入った写真がこちらです。

3.仙人が酔うほど美しいといわれる島で人生感が変わる?!フォトジェニックな寺・耕三寺【生口島・仙酔島】
(画像=『たびこふれ』より引用)

じゃーーん!

予期せぬフォトジェニックをみつけてしまいました。突然現れた絢爛豪華なお寺にびっくりしました。入り口からの期待を裏切らない、いやそれ以上の造りです。なんか日光東照宮に似てるなぁと思いながら説明文を読んでいると『日光東照宮の陽明門を原寸大で再現』とのこと。似ているんじゃなくて再現でした!中には絵等の展示もありますが、この絵がとてもセンスが良く、この絵の鑑賞も拝観料に含まれています。

ここ生口島という場所で、これだけの建造物がみられるだけで、拝観料の1,400円分十分満喫できますが、実は今回私がめざして来たフォトジェニックは、この絢爛豪華なまるで栃木県の日光東照宮ではないのです。私は「ここはまるでギリシャのサントリーニ島?」を目指してきたのです。

私が目指すギリシャは【未来心の丘】といいます。未来心の丘の看板を探して歩いていくとなんとエレベーターが!?お寺にエレベーターとは近代的な感じです。このエレベーターにのって扉が開けば、目の前にはまるで空を超え海を越え国境を越えギリシャが現れるのかもしれない、もう時空すら移動できる寺だなぁと思いながらエレベーターに乗りました。そしてエレベーターの扉が開くとそこはまさしく・・・ギリシャでした。(行ったことはないけど、今までと別世界なことはわかる。)

4.仙人が酔うほど美しいといわれる島で人生感が変わる?!フォトジェニックな寺・耕三寺【生口島・仙酔島】
(画像=『たびこふれ』より引用)

白い石で回りを囲まれ、ここはまるでサントリーニ島(行ったことないですけどね!笑)。自撮りが難しいほどのスケールの大きさでした。

周りが空と海とそして白い石に囲まれ、それ以外のものが見えません。広さ5,000平方メートルにもおよぶ白い大理石の庭園だそうです。大理石は皆さんが想像しているお金持ちのお家の床とかにあるあの大理石です。写真を撮ると周りが白くて顔映りがよさそうです。瀬戸内の島にいることを忘れそうな景色を眺めてゆっくりしました。

未来心の丘の説明を読んでみると、『世界を舞台に活躍されている彫刻家・ 杭谷一東(くえたにいっとう)氏にその制作を依頼しているもの』で『使用されている大理石のすべては氏のアトリエ(仕事場)があるイタリア・カッラーラで採掘し、コンテナ船で運んできている』そうです。(HPより引用)。この場所全体が芸術の一部なんだと思うと、ちょっと高尚な気分にもなってきます。私には到底思いつかないスケールの大きさとアイデアにふれてなんだか心の見晴らしがよくなってきました。気づけば大きく深呼吸をしていました。深呼吸したのなんて、いつぶりだろう。

耕三寺/耕三寺博物館

開館時間:9:00~17:00(潮聲閣のみ10:00~16:00)年中無休
入館料:大人1,400円
住所:広島県尾道市瀬戸田町瀬戸田553-2
TEL: 0845-27-0800
HP:http://www.kousanji.or.jp/

商店街グルメ

耕三寺に行く途中で見つけたローストチキンの文字。帰りの船でちょっと食べてもいいかもと思って寄ってみました!

5.仙人が酔うほど美しいといわれる島で人生感が変わる?!フォトジェニックな寺・耕三寺【生口島・仙酔島】
(画像=『たびこふれ』より引用)

写真がへたくそですみません。こちらのお店、ほかの物も売っているかとおもいきやローストチキン1本勝負の店でした。1つ持ち帰りで頼むと食べやすいように切ってくれます。切ると切ったところからたれがしみ込んでおいしいんだそうです。一人で食べられるかな?と心配しましたが、見た目以上にあっさりした味わいで男性ならペロリと食べることができると思います。

そして、瀬戸田レモンを使ったレモネードの看板がちらほらありました。こちらも気になったので買ってみました。

6.仙人が酔うほど美しいといわれる島で人生感が変わる?!フォトジェニックな寺・耕三寺【生口島・仙酔島】
(画像=『たびこふれ』より引用)

こちらは、お店の方の手作りレモネード。正真正銘、瀬戸田産のレモンを使ったものです。飲んでみるとおもったよりすっきりとした味わい。レモンスカッシュもあったので悩みましたがこちらで正解でした!旅先でその土地の物を食すって一番おいしい組み合わせ♪

その土地の湿度・温度・太陽・風も味に加わって、本当においしかったです。ごちそうさまでした。

仙人が酔うほど美しいといわれる島で人生感が変わる?!【仙酔島】

次に向かったのは、仙人が酔うほど美しい島・仙酔島(せんすいじま)です。

船で三原まで戻ってJRで福山駅まで。福山駅からは鞆の浦行きのバスに乗って、まずは鞆の浦港へ向かいます(約50分)。福山駅のすぐ前にバス乗り場があります。福山から鞆の浦行きのバスは案外乗る人が少なく座ることができました。

路線バスに揺られる旅っていうのもいいですね。外の景色を見ていたら50分はすぐでした。バス停から徒歩3分。鞆の浦港から市営の渡船に乗って、いざ仙酔島に向かいます。 港に到着したら地元の子供が書いたかわいい資料がありました。こういうの癒されますよね

7.仙人が酔うほど美しいといわれる島で人生感が変わる?!フォトジェニックな寺・耕三寺【生口島・仙酔島】
(画像=『たびこふれ』より引用)

最近、某生命保険のCMを見るだけで涙がこぼれてきます。小学生が何人かで歌ってるのを見るだけで鼻がつーんとするし、夕日がきれいなのを見るだけでなんとなく切なくなります。多分これがアラフォーの性なんだと思います。なので今回もこの資料みて涙がこぼれてきました。

市営の渡船なので料金も格安です。そしてどんな船なのかと思ってみてみてびっくり。今回乗った船がこちらです。

8.仙人が酔うほど美しいといわれる島で人生感が変わる?!フォトジェニックな寺・耕三寺【生口島・仙酔島】
(画像=『たびこふれ』より引用)

その名も【平成いろは丸】。

幕末に坂本龍馬が率いる海援隊が乗り込み、鞆の浦の沖合で沈んだ蒸気船「いろは丸」を模した船なんだそうです。ペリーの黒船かと思いました。中のデザインも凝っていてすてきでした。また予期せぬフォトジェニックをみつけてしまいました。

仙酔島に渡る手段はこの船のみ。島内は車もなく移動手段は自分の足のみです。 港につくと遊歩道ができています。島もそこまで大きくないので、迷子になることはなさそう。自分の足と勘を信じて、まずは日本でここにしかない5色岩へ向かいます。日本にはここにしかないそうで太古の昔に地球のマグマが隆起して地上に突出したエネルギーの高い場所なんだそう。青、赤、黄、白、黒の岩が延々と1kmに渡って続いています。

「そんな虹のような岩見たことないわ~」と思いながら遊歩道を歩くこと約20分弱。右手に海、左には岩を見ながら進んでいきました。「まだかな~そんな虹みたいな岩ならすぐわかるはずだけど~」と思っていると少し道幅が広くなってきました。ここはまさか・・・と思いましたが、岩は5色には見えずまだまだ先かなぁとおもっていると看板が・・・

9.仙人が酔うほど美しいといわれる島で人生感が変わる?!フォトジェニックな寺・耕三寺【生口島・仙酔島】
(画像=『たびこふれ』より引用)

5色に見るのは私にはちょっと難しかったです。知識がなさ過ぎた。

地球のエネルギーみたいなものを感じるから、気づくはずと思って歩いていたけれど、通り過ぎちゃいそうだったし。「私もう少しアンテナ張って生きていかないと」ということに気づけました。

触ってもいいみたいなので、直接手に触れてエネルギーチャージ!なんとなくエネルギーがたまっていくイメージをもって触ってみました。想像とは違ったけれど、世界的にも珍しいといわれるこの場所に来られてよかったなぁ、とひとしきり岩を触ってから、次の目的・人生感が変わる風呂に向かいます。港からすぐのところにあったのを確認済みでしたので来た道を戻っていきます。そして目的のお風呂があるホテルへ。

10.仙人が酔うほど美しいといわれる島で人生感が変わる?!フォトジェニックな寺・耕三寺【生口島・仙酔島】
(画像=『たびこふれ』より引用)

今日はこちらの江戸風呂なるものを体験します。事前に調べたところ最低でも2時間ぐらいは必要とのことでしたのでたっぷり時間を準備して到着!

まずは温泉代を払います。そこでお風呂の説明を受けていきます。生姜湯をのんでお風呂で着る服とタオルを取ります。脱衣所で着替えていざ江戸風呂へ。いくつかの温泉があり、入る順番が書いてあります、私はそのなかでも世界一大きい露天風呂に驚きました!

11.仙人が酔うほど美しいといわれる島で人生感が変わる?!フォトジェニックな寺・耕三寺【生口島・仙酔島】
(画像=『たびこふれ』より引用)

矢印の方向に進むとそこには海がありました。瀬戸内の海は波もなくとても穏やかです。世界一大きい露天風呂とは、素敵なネーミング。確かにこれ以上大きな露天風呂はないですもんね。

という事で砂浜を歩いて海の方へ・・・足をつけるとヒヤッとします。私が訪れたのは2020年10月30日でしたのでもう秋ですね。ちょっと力を入れて海につかるとまだちょっと寒い。それでも面白いもので、体の力を抜くとあったかく感じてくるんですよ。そのうちぷか~っと浮かんだりしました。そういえば年を重ねるごとに海は遠くなります。最後に海に入ったのはいつだっけ?多分15年ぐらい前じゃないかな。そう考えるとこの機会に入れてよかったな、なんて空を見ながら思いました。

その後は砂浜を歩きました。ここの砂浜は体に溜まっている電磁波を放出できると言われている珍しい砂浜です。電磁波ってよくわからないけれど、すでに海に入って頭の中は放心状態。ゆっくり歩いて電磁波を放出していきます。世界一大きい露天風呂が気に入ってしまって、もう一度お風呂に入りなおし、体を温め海に再挑戦しました。気持ちいい~!そんなことをしているとびっくりするぐらい時間が経っていてびっくりしました。

海に浮かんでいると、耳も海の中に入るので外の音がシャットダウンされるんですね。そして海の呼吸音が聞こえてくるような気がします。これも初めは不安なんですが、慣れてくると心地よくなってきました。後から考えるとあの音は自分自身の呼吸音だったんでしょうね。もう壮大なイメージになっているので妄想も壮大になっています。

今回の旅を通してもう少し気持ちに余裕をもって毎日を送りたいと思いました。

人生感が変わる宿 ここから

住所:広島県福山市鞆町後地3371
TEL:084-982-2111
HP:http://www.sensuijima.jp/kokokara/top.html

提供元・たびこふれ

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