3月2日に始まったプロ野球オープン戦も終盤に差し掛かってきた。観客数の制限があるので、リアルでの観戦は難しいが、一方で動画配信サービス「DAZN」(ダゾーン)などは視聴者数を伸ばしている。プロ野球の放送・配信予定・開催日程を公開し、リアル会場に行けなかったプロ野球ファンの取り込みを図る。
DAZNは2020年、プロ野球1試合当たりの最大視聴数が19年に比べて85%増。また、6月19日に延期された開幕戦の平均視聴数が19年に比べて55%増と大きく伸びた。球団別のファンベースでは、読売ジャイアンツ・阪神タイガースがトップ2。このほか、昨年1年で東京ヤクルトスワローズのファンベースが193%になり、権利再獲得でファンが戻ってきた。
全体平均では、モバイル端末とリビングルーム(スマートテレビ、Amazon Fire TV Stick、Google Chromecastなどを通したテレビでの視聴)がそれぞれ3分の1を占める。プロ野球を視聴するのは、モバイルが4割近くを占めた。
ユーザー1人当たりの平均視聴時間も変化した。20年のユーザー1人当たりの平均視聴時間は年間80時間。コロナ禍でライブスポーツがなかった期間があったにもかかわらず、前年比で約1.1倍で過去最長を記録している。オリジナルコンテンツを多く配信したことが奏功したという。また、再開時には待ちわびたファンが集まり、さらに長い時間視聴した。
コロナ禍独自の取り組みについては、プロ野球オープン戦の一部を「DAZN YouTube」で無料配信。また、公式戦に替わって開催された無観客練習試合をライブ配信した。DAZNは、21年もオリジナルコンテンツの制作・配信に引き続き注力し、一週間を通してDAZNを楽しめるよう努めていくという。
提供元・BCN+R
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