石破首相が辞任の意向を固めたことが分かりました。参議院選挙の大敗を受け、自民党内では総裁選の前倒しを求める動きが広がり、国会議員や都道府県連の賛同が過半数に達する可能性が高まっています。これを受けて、石破総理は党の分断を避けるため、自ら身を引く決断をしたとみられます。

石破首相 首相官邸HPより

石破首相は6日夜に菅副総裁や小泉農林水産大臣と会談し、7日午後には岩屋外務大臣や村上総務大臣ら側近と党内情勢について意見交換を行いました。先週の両院議員総会でも「しかるべき時に決断する」と述べており、今回の辞任意向はその延長線上にあると考えられます。

党内では麻生最高顧問や鈴木法務大臣らが前倒し実施を支持し、全国47都道府県連のうち18が実施を求める方針を決定するなど、石破おろしの動きは加速していました。石破首相は、混乱を収める狙いで辞任を選んだものとみられます。