
FC東京は9月20日に行われる明治安田J1リーグ第30節で、川崎フロンターレと対戦。敵地「Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu」で多摩川クラシコが開催されるが、FC東京サポーターが入場するアウェイエリアのチケットが高額だと話題に。9月28日に同スタジアムで行われる川崎対柏レイソルのチケット価格が比較対象になっている。
川崎対FC東京のチケットは、すでにJリーグチケットで販売されているが、6日時点でビジターS指定席が大人1名あたり7,600円、ビジターSA指定席が5,400円、ビジターA自由席が4,700円(いずれもアウェイエリア)となっている。これに対して、川崎対柏はビジターS指定席が大人1名あたり5,600円、ビジターSA指定席が3,800円、ビジターA自由席が3,200円と、FC東京戦と比べて安価な価格設定となっている。
川崎がホームゲームでダイナミックプライシング(価格変動制、DP制)を導入していることもあり、多摩川クラシコのチケット価格は川崎対柏と比べて割高に。川崎対柏のアウェイエリアが完売した一方、川崎対FC東京のアウェイエリアのチケットが売れ残っているだけに、高額な価格設定がFC東京サポーターの間で波紋を呼んでいる。
DP制によるチケット販売を巡っては、2020年の新型コロナ感染拡大以降、アビスパ福岡をはじめ日本国内の複数クラブで導入されたが、ファン・サポーターからは「値段が高い」などの声が挙がるなど、DP制に対する反対意見は根深い。
そのDP制によるチケット価格の急騰は一部試合で顕著に。2023シーズンのJ1最終節・札幌対浦和では、浦和在籍歴のある小野伸二氏の引退試合ということもあり、アウェイエリアで1席あたり8000円以上(大人1名)に。異常とも言えるチケットの値段が浦和サポーターからの反発を招いていた。