
浦和レッズは9月3日に埼玉スタジアムで行われたYBCルヴァンカップ準々決勝第1戦で、川崎フロンターレに引き分け。7日に第2戦を控えているが、元日本代表MF原口元気の電撃移籍にくわえて、MF安部裕葵の現状にも注目が集まっている。
2023年夏に浦和加入以降、度重なる負傷により公式戦での出場がない安部。2025シーズンもここまでプレータイムは0分だが、FIFAクラブワールドカップのアメリカ遠征に帯同したほか、7月中旬にはトレーニング中にDFダニーロ・ボザと1対1で対峙。直近のトレーニングマッチに出場していることから、復帰は近いとみられていた。
浦和の公式インスタグラムアカウントでは、9月6日に第2戦にむけてトレーニングに励む選手たちの様子がアップされているが、トレーニング施設屋外に安部の着用するスパイクも置かれていることから、全体練習のメニューを消化した可能性も。第1戦ではベンチ外となったものの、原口の海外移籍で空いた1枠が安部に充てられるケースも考えられる。
現在26歳の安部は、2019年7月に鹿島アントラーズからバルセロナBチームへ完全移籍。加入当初は出場機会を得ていたが、2020年2月以降は右ハムストリング筋断裂など大怪我で苦しみ、公式戦ほぼ全試合でベンチ外に。結局、2022/23シーズン限りで契約満了となり、不本意な形で海外挑戦を終えている。
4年以上公式戦のピッチから遠ざかっている安部。一部では同選手を獲得した浦和強化部の決断が疑問視されているが、9月20日には鹿島との古巣対決が控えているだけに、多くのサポーターが同選手の復帰を望んでいるはずだ。