
アルビレックス新潟、ジェフユナイテッド千葉、湘南ベルマーレ、清水エスパルス在籍歴のあるFW指宿洋史は、ウェスタン・ユナイテッドFCを退団してフリーに。ウェスタン・ユナイテッドFCが財政難に陥り、2024/25シーズンのオーストラリア1部リーグ不参加が決定したことによるものだ。
現在34歳の指宿は、スペイン国内の複数クラブやアルビレックス新潟、ジェフユナイテッド千葉、湘南ベルマーレ、清水エスパルスと渡り歩き、2022年1月に再び海外挑戦。オーストラリア1部アデレード・ユナイテッドで2シーズンにわたり絶対的ストライカーとして活躍しており、2023/24シーズンには15ゴールをマークしている。この実績が評価され、2024年夏にウェスタン・ユナイテッドへ移籍。2024/25シーズンもリーグ戦で10ゴールを挙げている。
オーストラリアで結果を残していた指宿だが、2年つづけて所属クラブを変えることに。ウェスタン・ユナイテッドの抱える負債額が5,500万豪州ドル(約52億円)であり、破産の可能性が報じられていたが、同クラブが発表した9月6日の声明によると、2025/26シーズンのリーグ戦に参加しないことが決定。所属選手全員がフリーになるという。
また、現地メディア『AsuFootQ』は8月11日の時点で「指宿や今井など、ウェスタン・ユナイテッド所属の選手に、豪州1部の複数クラブが非公式の問い合わせを始めている」とリポート。オーストラリア屈指のポストプレーヤーとして評価を高めてきただけに、指宿を巡る争奪戦が水面下で展開されているようだ。
一方、Jリーグ復帰の可能性は9月6日時点で報じられていないものの、同リーグの追加登録期限は9月12日まで。正式にフリーとなっただけに、急遽獲得に乗り出すJリーグクラブが現れる可能性は考えられる。