今井智基 写真:Getty Images

 大宮アルディージャ(現RB大宮アルディージャ)、柏レイソル、松本山雅FC在籍歴のあるDF今井智基は、ウェスタン・ユナイテッドFCを退団してフリーに。ウェスタン・ユナイテッドFCが財政難に陥り、2024/25シーズンのオーストラリア1部リーグ不参加が決定したことによるものだ。

 現在34歳の今井は、大宮、柏、松本を経て、2020年2月からウェスタン・ユナイテッドでプレー。在籍4年半で1度のリーグ優勝を成し遂げており、2024/25シーズンもリーグ戦27試合出場と、中心選手として存在感を発揮していた。

 コロナ流行以降、ウェスタン・ユナイテッド一筋のキャリアを歩み続けてきた今井だが、2年つづけて所属クラブを変えることに。ウェスタン・ユナイテッドの抱える負債額が5,500万豪州ドル(約52億円)であり、破産の可能性が報じられていたが、同クラブが発表した9月6日の声明によると、2025/26シーズンのリーグ戦に参加しないことが決定。所属選手全員がフリーになるという。

 また、現地メディア『AsuFootQ』は8月11日の時点で「指宿や今井など、ウェスタン・ユナイテッド所属の選手に、豪州1部の複数クラブが非公式の問い合わせを始めている」とリポート。以前からオーストラリア1部リーグを代表するディフェンダーとして現地で評価されているだけに、今井を巡る争奪戦が水面下で展開されているようだ。

 一方、Jリーグ復帰の可能性は9月6日時点で報じられていないものの、同リーグの追加登録期限は9月12日まで。正式にフリーとなっただけに、急遽獲得に乗り出すJリーグクラブが現れる可能性は考えられる。