
9月6日にフランス代表はウクライナ代表との2026年FIFAワールドカップ(W杯)欧州予選初戦に臨み、MFマイケル・オリーセとFWキリアン・エムバペのゴールで、アウェイの地で2-0の勝利を収めた。
この試合で注目を集めたのが、リバプールに所属するDFイブラヒマ・コナテだった。DFウィリアム・サリバの負傷離脱により先発の機会を得たコナテは、以前フランス代表で批判を受けてきたが、ディディエ・デシャン監督から課題を突きつけられた中で堂々としたプレーを披露した。
1日のプレミアリーグのアーセナル戦での1-0勝利でもクラブで安定感を示しており、その勢いを国際舞台に持ち込んだ。試合を通じてコナテは空中戦で3回すべてに勝利し、インターセプト2回を記録。さらにパス成功率91%という精度を誇り、守備ではあわやゴールという場面で、自陣ゴールライン上で決定的なヘディングでウクライナにゴールを与えなかった。
フランスの各メディアもこのコナテのパフォーマンスを高く評価した。『Le Parisien』はコナテに10点満点中8点を与え、「リバプールのDFはフランス守備の右センターで模範的な存在感を示した」と記した。
『Maxifoot』は7点を付与し、ウクライナ代表のセリエAのローマに所属するFWアルテム・ドフビクを封じ込めた点を称賛。『Eurosport』も7点を与え、「ゴールライン上でのクリアで祖国を救った」と表現した。さらに『Footmercato』も7点を評価し、集中力を切らさず空中戦で優位に立った点を取り上げた。
コナテは次戦、10日にパルク・デ・プランスで行われるW杯欧州予選のアイスランド戦でも出場が見込まれている。