
日本代表のMF田中碧が所属するプレミアリーグのリーズ・ユナイテッドは、今後のリーグ戦に向け、負傷者の復帰に期待が高まっている。
8月31日に行われたニューカッスル・ユナイテッド戦(0-0)では、田中とMFイーサン・アンパドゥを欠きながらも、今2025/26シーズンの4ポイント目を獲得した。今後の6試合はいずれも昨2024/25シーズンのリーグトップ8に入らなかった相手との対戦であり、チームにとって巻き返しの機会となる。
田中については、24日のアーセナル戦(0-5)で負傷した後も試合に出場し続けた。負傷していてもアドレナリンの作用によってプレーを継続できたためだ。しかし、田中はチームにとって重要な戦力であり、今後の試合日程を考慮すると、クラブは復帰を急がせない方針のようだ。リーズのダニエル・ファルケ監督は近く回復状況を明らかにする予定で、復帰可能時期は9月14日のフラム戦とされている。
一方、アンパドゥは8月19日に行われたエバートンとの開幕戦(1-0)でタックルを受け膝を痛めた。検査で靱帯損傷が確認され、インターナショナルブレイク明けまでの離脱とされていたが、田中同様にフラム戦で復帰する見通しがある。
また、DFジョー・ロドンは理由非公表の問題でウェールズ代表を離脱したが、深刻なものではなく、同じくフラム戦には出場可能と報じられている。
FWノア・オカフォーは、27日に行われたカップ戦の対シェフィールド・ウェンズデーとの試合(1-1、PK0-3)の後に鼠径部の違和感を抱えたものの、ニューカッスル戦でベンチ入りしており、こちらもフラム戦での起用に問題はないと見られている。
リーズにとって、複数の選手が戦列に戻ることは大きな追い風となる。田中を含め、復帰が予想される選手たちがフラム戦で揃うかどうか、今後のクラブからの発表が注目される。