
(画像=イメージ画像 Created with AI image generation)
マーク・ザッカーバーグであることは、どうやら楽ではないらしい。
もちろん、ここで言うマーク・ザッカーバーグとは、Facebookの共同創業者であり、Meta社のCEOを務める、世界で最も裕福で影響力のあるあの人物のことではない。
インディアナ州で活躍する、もう一人のマーク・ザッカーバーグだ。彼はその道では名の知れた、債務整理を専門とする弁護士である。そして彼は、かの有名なマーク・ザッカーバーグと混同されることに、心底うんざりしていた。
特に彼を悩ませているのが、何を隠そうFacebookそのものである。同姓同名の男が所有するこのプラットフォームは、彼のアカウントを繰り返し停止しているのだ。理由は決まって、「マーク・ザッカーバーグ本人へのなりすまし」だ。弁護士のザッカーバーグの方が、有名なCEOのザッカーバーグよりも年上であるにもかかわらず、だ。言い換えれば、彼の方が先にマーク・ザッカーバーグだったわけである。
そして今、彼の我慢はついに限界に達した。マーク・ザッカーバーグは、平穏にマーク・ザッカーバーグでいられるよう、マーク・ザッカーバーグとMeta社を相手取り、訴訟を起こしたのである。

(画像=訴えられたほうのマーク・ザッカーバーグAnthony Quintanofrom Westminster, United States –Mark Zuckerberg F8 2019 Keynote,CC 表示 2.0,リンクによる)