
サッカー日本代表「森保ジャパン」は、日本時間9月7日開催の国際親善試合でメキシコ代表と対戦する。MF久保建英(レアル・ソシエダ)、MF遠藤航(リバプール)、MF堂安律(アイントラハト・フランクフルト)らのスタメン出場が予想される中、韓国では日本の敗北を予想する意見が沸き起こっている。
韓国『MKスポーツ』は「日本代表はメキシコ戦で5連敗から逃れられるだろうか」という見出しで、日本対メキシコをプレビュー。FIFAランキングで日本が17位、メキシコが13位であることを紹介すると、「通算成績は1勝4敗であり、FIFAランキングでも格下。1996年の国際親善試合で3-2と勝利した後、4連敗している」と過去の対戦成績にも触れた上で、「メキシコに対して日本は弱い。FIFAランキングでも格下だ。つねにメキシコの組織力に苦戦してきた」などと、日本を過小評価している。
日本対メキシコは1996年5月29日に初めて行われ、この時は森島寛晃、三浦知良、相馬直樹のゴールで日本が勝利。2000年2月5日のカールスバーグカップでは、小野伸二、稲本潤一らを擁するも、0-1と攻撃陣が不発に終わった。
また、2005年6月16日開催のFIFAコンフェデレーションズカップ2005では、柳沢敦がゴールネットを揺らしたものの、1-2で敗北。2013年6月22日開催のコンフェデレーションズ杯2013では、DF長友佑都、MF香川真司、MF本田圭佑らがスタメン出場し、FW岡崎慎司がゴールを決めたが、この試合でも1-2と黒星。2020年11月に行われた国際親善試合でも、0-2で敗れている。
なお、韓国は日本と同じく9月の国際親善試合でアメリカ、メキシコと激突。格上である森保ジャパンとの“日韓比較”は避けられないとみられるが、戦前から日本のネガティブな一面を強調することにより、自国のプライドを保ちたいかもしれない。カタールW杯でドイツ、スペインを下した日本の実力を過小評価したとも言える報道内容は、何の意味も無いはずだ。