
浦和レッズのホームスタジアムである埼玉スタジアムでは、ブルーノ・マーズと日本の花火がコラボレーションする新イベント『Bruno Mars Fireworks Show 2025』が11月1日に開催。9月3日からチケットの先行受付がスタートしているが、一部の席種がピッチコンディションに影響を与える可能性も。同スタジアムの指定管理者に浦和レッズではなく『公益財団法人埼玉県公園緑地協会』に指名されているだけに、指定管理者から外れたことを疑問視する埼玉県議会議員の諸井真英氏も反応している。
『株式会社ワーナーミュージック・ジャパン』によるリリース文では、埼玉スタジアムでの開催について「サッカー以外のエンターテイメント・イベントを開催するのは史上初という埼玉公演の会場」と記述されているほか、「常設のスタンド席に加え、普段は入れないピッチ上に座ってショウが楽しめる、オリジナルの折りたたみクッション付きのグラウンドシートも設置される」と、ピッチ上での花火観覧が可能であることが強調されている。
また座席レイアウトによると、ピッチにはグラウンドSSシート(13,000円)、グラウンドSシート(11,000円)、カメラマンチケット(20,000円)、車椅子席(13,000円)が設けられる予定だという。
このイベントの開催を巡っては、指定管理者が緑地協会へ変更されたことが「サッカー以外のエンターテイメント・イベント開催」に繋がったとみられるが、ピッチ上に大勢の人々が座るとなれば、芝の状態悪化の可能性が懸念されるところ。選手の怪我のリスクをはじめ、浦和レッズのホームゲームに何らかの影響が出ることは確かだ。
また諸井氏は、「埼玉県都市整備部、都市整備部公園スタジアム課所管である緑地協会との関係が深い埼玉県議が浦和レッズを指定管理者から外した」「その県議がイベントの開催を望んでいた」と主張するポストに反応。リツイートしているが、以前から指定管理者に関する埼玉県の審査過程について「これは不正な指定管理者選定であることは明らかだが、不正に関与した人間は説明責任が求められると思うが」と批判していることから、同ポストの内容に理解を示しているものとみられる。