セレッソ大阪 写真:Getty Images

 セレッソ大阪所属DFディオン・クールズは、9月の国際Aマッチデーでマレーシア代表に招集されていたが、シンガポール戦後に離脱。ピーター・クラモフスキー監督(元清水エスパルス、モンテディオ山形、FC東京指揮官)がその理由を説明している。

 マレーシア代表は9月4日開催の国際親善試合で、シンガポール代表に2-1で勝利し、クールズは3バックの一角でフル出場。C大阪では右サイドバックを主戦場としているが、センターバックでもプレー可能であることを証明した格好だ。

 同国代表は8日に国際親善試合のパレスチナ戦を控えているが、クラモフスキー監督はシンガポール戦後にクールズの代表チーム離脱を明言。『harimaumalaya』など現地複数メディアが伝えたところによると、指揮官はC大阪からの要請があったことを明かした上で、「コンディションを回復させ、チームのプレースタイルの一貫性とのバランスを保つための計画の一部だ」と理由を説明したという。

 クールズはタイ1部ブリーラム・ユナイテッド時代からセンターバック、サイドバック、サイドハーフと複数ポジションをこなすユーティリティプレーヤーとして活躍。2024/25シーズンはタイ1部リーグ27試合の出場で2ゴール5アシストを挙げ、リーグ優勝に貢献したほか、AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)では、準々決勝アル・アハリ戦までの全試合でスタメン出場。ACLEの川崎フロンターレ、ヴィッセル神戸、横浜F・マリノス戦でも右サイドでJリーグクラブ相手に通用するだけのプレーを見せている。

 そして2025年夏にブリーラムからC大阪へ移籍すると、7月5日のガンバ大阪戦でJ1リーグデビュー。その後は7月19日の湘南ベルマーレ戦から5試合つづけてスタメン出場と、早くも右サイドバックでレギュラーに定着している。