ネイマール 写真:Getty Images

 かつてラ・リーガのバルセロナ(2013-2017)やリーグ・アンのパリ・サンジェルマン(2017-2023)で活躍したFWネイマールは、成人前から巨額のスポンサー契約が提示されてきており、キャリアを通じて莫大な富を築いてきた。現在も世界的に有数の収入を誇るネイマールだが、さらに大きな転機を迎える可能性が浮上している。

 UKメディア『Football Espana』によると、その発端となったのは、あるブラジル人富豪の遺言状のようだ。この資産家はネイマールを唯一の相続人に指名しており、最終的な遺言は証人2人の立ち会いで署名済みと伝えている。その資産家の資産総額は7億2640万ユーロ(約1256億円)にのぼり、これが実際に相続されれば、ネイマールの純資産は推定3億ユーロ(約519億円)から一気に倍増以上となり、ビリオネアの仲間入りを果たすことになる。

 資産家の身元は明らかにされていないが、31歳で独身、子どももおらず、最近は体調を崩しているという。自身に財産を託す相手がいないことを理由に、ネイマールを選んだようだ。

 その背景については「中傷を受けた経験を共有していること」や「後継ぎはいないが家庭人であること」が挙げられている。この遺言は裁判所の承認を必要とするものの、すでに正式に署名されているとのことだ。

 一方、ネイマールの視線はピッチに注がれている。カルロ・アンチェロッティ監督が率いるブラジル代表の招集からは外れ続けており、2023年以来代表での出場機会がない。現在33歳の同選手にとって2026年のFIFAワールドカップは最後の大舞台となる可能性が高く、残された時間で指揮官に必要性を示すことが求められている。