
浦和レッズ所属の元日本代表MF原口元気は、9月3日に埼玉スタジアムで行われたYBCルヴァンカップ準々決勝1stレグ・川崎フロンターレ戦の試合後、DF荻原拓也、MF関根貴大と写真撮影したほか、メインスタンドにユニフォームを投げ入れたことで話題に。ベルギー2部ベールスホットへ移籍する見込みだと一部で報じられているが、同クラブは日本人投資家グループにより買収される見込みだという。
かつて鈴木武蔵(現横浜FC)が所属したベールスホットは、サウジアラビアの『ユナイテッド・ワールド』が保有も、2025年3月の時点で2200万ユーロ(約35億8,000万円)の負債を抱えていることにより、現地で話題に。ベルギーメディア『Het Nieuwsblad』が3月24日に日本人投資家グループによる買収の可能性を報じていたが、ホームスタジアムの保有権を有しておらず、自前のトレーニング施設もないという状況だ。
ベルギー『VI』は9月4日、日本人投資家グループによる買収の交渉状況を特集。「数ヶ月前の時点でユナイテッド・ワールドと基本合意に達しいている。買収完了に近づいている」としつつも、「まだひとつ解決すべき問題が残っている。元会長で少数株主のフランシス・ヴランケン氏との意見の相違により、交渉が長引いている」と、問題を抱えている現状を伝えた。
一方、原口は日本代表やブンデスリーガ所属複数クラブでのプレー実績を兼ね備えているものの、浦和復帰後は低調なパフォーマンスに終始。今季ここまでJ1リーグ戦でスタメン出場2試合とベンチ要員であり、途中出場の場合でも精彩を欠くことが多く、度々サポーターから批判を浴びていた。
また、川崎戦後にはチームメイトとともに埼玉スタジアムの場内を一周し、ファン・サポーターに挨拶。ホームゴールでお辞儀をした直後に、荻原や関根と写真撮影したほか、メインスタンドにユニフォームを投げ入れ。この行為が浦和退団の予兆だと、一部で噂になっていた。日本人投資家グループによる買収の可能性が、原口の海外移籍に関係しているかもしれない。