長谷川唯 写真:Getty Images

 イングランドのウィメンズ・スーパーリーグに所属するマンチェスター・シティは、9月4日になでしこジャパン(女子日本代表)で同クラブに所属するMF長谷川唯と2029年までの新契約を結んだことを公式に発表した。契約は2年間の延長となり、長谷川は少なくとも今後4シーズンを過ごすことが決まった。

 長谷川は2022年9月にシティへ加入。加入以来すでに95試合に出場し、チームの中盤を支える存在として確固たる地位を築いてきた。昨2024/25シーズンのエティハド年間最優秀選手賞にも選ばれている。

 この間に世界的な評価を高めた長谷川は、契約延長を決断した背景についてクラブの姿勢を強調した。シティが主要タイトル獲得を強く目指していること、そして今2025年夏に行われた積極的な選手補強が大きな要因だったという。

 長谷川はシティの公式サイトで「契約延長できて本当にうれしいです。とてもワクワクしています。このクラブでタイトルを勝ち取りたいですし、一緒にプレーしたい選手たちもいます。これがここに残りたいと思った最大の理由のひとつです」と語った。

 さらに、新体制への期待も口にしている。「新しいことは常にチームに良い影響を与えると思うので、新監督や新加入選手たちはとても素晴らしくて、私自身もしっかり努力しなければと思っています」

 シティの中心選手として進化を続ける、なでしこキャプテンの長谷川は、今後もタイトル獲得を目指すクラブの歩みに欠かせない存在となりそうだ。