
プレミアリーグのノッティンガム・フォレストが、UEFAヨーロッパリーグ(EL)の登録メンバーを現地9月3日に発表した。UEFA規則ではメンバーのリストAに最大25名を登録できるが、自クラブ育成選手が4人に満たない場合は不足分だけ人数が減らされる。フォレストは1人しか自クラブ育成選手を登録していないため、登録枠は22名に制限された。
この制約の影響を受け、今2025年夏に加入したMFオマリ・ハッチンソンとDFオレクサンドル・ジンチェンコがELの登録メンバーから外れる不可解な決断となったとUKメディア『Daily Mail』が伝えた。
ハッチンソンはEFLチャンピオンシップ(イングランド2部)のイプスウィッチから移籍金3750万ポンド(約74億7,965万円)で加入したクラブ史上最高額の補強であり、ここまで途中出場で2試合に出場している。
一方、ジンチェンコは夏の移籍最終日である9月1日にレンタルで加入した元アーセナルの主力で、サイドバックと中盤をこなせる。しかしフォレストはサイドバックの選手層が薄いにもかかわらず、ウクライナ代表の同選手を外す形となった。
フォレストは今夏、13名の新戦力に総額約1億4000万ポンド(約279億2,025万円)を費やした。昨2024/25シーズンのリーグを7位で終え、30年ぶりに欧州大会出場を果たした。さらにスポーツ仲裁裁判所(CAS)がクリスタル・パレスに下した裁定により、ELの出場権を与えられた。
フォレストのELグループステージ初戦は9月25日にラ・リーガのレアル・ベティスと対戦し、ポルトガル1部のポルトとスウェーデン1部のマルメとも同組となっている。